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電子メールをもっと活用したい!
インターネットメール時代のファイル送受信術
for Macintosh

トラブルと対処法(3)
白紙アイコンの場合

ファイルを送ったもらったけど白紙アイコンで……

さて、ファイルのデコードが正しく行われて、添付ファイルは正常に受け取れたはずなのに、アイコンが白紙になっていて、ファイルを開けないということがある。それには次のような原因が考えられる。

アーカイブファイルのアイコンが白紙の場合は、ファイル名の拡張子からどのアーカイバを使うか判断する
画面14●アーカイブファイルのアイコンが白紙の場合は、ファイル名の拡張子からどのアーカイバを使うか判断する
まずは、送り手が受け取り側のMacにインストールされていないアーカイバを使った場合だ。その可能性があるときは、ファイル名の拡張子を見よう。Macでは通常ファイル名に拡張子を付けないことが多いが、アーカイブファイルの場合は、ファイルの種類に応じた拡張子が付いていることが多い。これを見てアーカイバの種類を判断すればよい(画面14表1も参照)。

なお、そのアーカイブファイルを作成したソフトがなくても、Macで作られたアーカイブファイルなら、「StuffIt Expander」か「LHA Expander」(あるいは「MacLHA」)があれば、ほとんどの場合解凍できるはずだ。Windows用のアーカイバで圧縮されたファイルを解凍するには、表1のようなツールがある。

一方、解凍はうまくできたのにできたファイルが白紙になってしまったり、あるいはアーカイバのアイコンにドロップしても解凍が行われない場合がある。ここで考えられるのは、そのファイルを作ったアプリケーションが受け取り側のMacにインストールされていないことだ。また、Mac同士の送受信で、ファイルをMacBinaryにしないで送った場合には、アイコン情報が消えてしまい、アイコンが表示されなくなることもある。

この場合は、先に説明したように、ほかのアプリケーションで開けることがあるので、テキストデータならエディタソフト、画像データならシェアウェアの「GraphicConverter」など、多種の画像ファイルが開けるソフトで開いてみよう。それでも受け取ったファイルがどうしても開けない場合は、こちらで開けるファイルフォーマットで、再度送り直してもらうしかない。


<INFORMATION>
LHA Expander : フリーソフト/作者のホームページ

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このように、インターネットメールでファイルの送受信を行う場合には、ちょっとした注意が必要だ。同じプラットフォーム上であればそれほど苦労はないが、お互いの環境が違えば違うほど、問題が発生する可能性が出てくる。そんな時には、もう一度このページを開いてほしい。きっと解決の糸口がつかめるはずだ。


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