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インターネットメール時代のファイル送受信術
for Macintosh

ファイル送受信の基礎知識(1)
テキストファイルとバイナリファイル

テキストファイルとバイナリファイルの違いとは

インターネットメールでの具体的なファイル送受信の方法に触れる前に、パソコンのデータやファイル形式に関する基礎的な知識を確認しておこう。ファイル送受信の際に発生するトラブルは、基礎的な知識に関するものが意外に多いのだ。

まず、Macで扱えるファイルには、大きく分けてテキストファイルバイナリファイルの2種類があることを覚えてほしい。テキストファイルはその名の通り、目に見える文字データだけで構成されているファイル。文字データ以外にも、スペースやタブコード、改行コードなどのコントロールコードを含んでいるが、基本的には文字データだけのファイルと思ってよい。

もう一つはバイナリファイル。ワープロや表計算、グラフィックソフトなどのアプリケーションソフトが作成する書類は、すべてバイナリファイルだ。もちろんアプリケーション自身もバイナリファイルである。

さらに同じ種類のファイルでも、MacとDOS/Windowsでは、その形式が違う。最も大きな違いは、Macのファイルは、データそのもののほかに、ファイルタイプやクリエータタイプなどのファイルに関する情報などを持っている点だ。これらの情報をバラバラにしないために、Macのファイルを送受信する場合は「MacBinary」と呼ばれる特殊なファイルにして送ることが多い。

そのほか、テキストファイルでは改行コードが違うということも知っておきたい。Macでは〈CR〉(Carriage Return)という改行コードを使うのに対し、DOS/Windowsでは〈CR〉と〈LF〉(Line Feed)で改行が表される。


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