ある程度構想がまとまったところで、文章を書きはじめる。その人の執筆スタイルにもよるが、とりあえず思いついたところから書きはじめればよいだろう。段落ごとに項目を分けておけば、あとで構成を変更したくなったときに便利だ。項目のタイトルは思いつかなければいちいち入力しなくてもよい。その場合は1行目の文章が自動的にタイトル覧に表示される。
FitzNOTEではステータスバーで常時文字数を確認できるのも便利だ。ただ、改行が2文字に数えられてしまうのは若干不便だ。改行をカウントしない設定もほしい。
強調したい文字には、サイズを変えたり色を変えたりと、さまざまな装飾をすることができる(画面4-1)。
文章が完成したら、ファイル形式を変えて保存する。アウトラインプロセッサの多くは印刷機能が弱いため、最終出力はワープロソフトなどに頼ることになる。FitzNOTEではRTF形式(書式指定付きテキスト形式)での出力ができるため、書式指定を残したままMicorosoft Wordをはじめとする多くのソフトにデータを受け渡すことができる(画面4-2)。WZ Editorを使用している場合は、階層構造を保持したまま、相互にデータをやりとりすることも可能だ。
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画面4-1●実際には傍点を打つ部分の文字を拡大し、下線を引いてみた
画面4-2●RTF形式の保存機能は印刷などには便利だが、一方通行なので注意
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