インターネットのホームページを見ているときに、「このページをとっておいて、あとから見る方法はないものか?」と思ったことはないだろうか。例えば英語のページなどは、じっくり読みたいと思っていても、回線をつないだままでは時間(電話代?)が気になって、おちおち辞書などひいてはいられない。そんなとき、オフラインの状態でじっくり読めれば便利なのだ。
実は、Netscape NavigatorやインターネットエクスプローラなどのWebブラウザには、訪れたページを一時的に保存する機能が備えられている。ここで保存したファイルは、キャッシュ(chache)ファイルといわれる。そのキャッシュファイルを利用すれば、過去に見たホームページを再構成して、オフラインで読むことができるわけだが、問題は、キャッシュファイルはテキスト部分と画像部分が別々に保存され、しかもファイル名が記号化されていること。ここから目的のページを探して自分で再構成するのは難しい。
そこで便利なのが、Webブラウザが作るキャッシュファイルを利用して、ハードディスク上に今見てきたページを再構成してくれるソフト。これらを利用すれば見たいページを片っ端から訪れて、接続を切ってからゆっくりオフラインでその内容を見ることができるのだ。
|
また、これらのソフトはハードディスク上にページを再構成するため、実際にオンラインで見ているときに比べると、表示速度も速くなる。まさに効率よくホームページが見られるというわけだ。
キャッシュ復活ツールとしては各種あるが今回は、この中から「POO's CacheBack」を利用して実際にホームページの再構成にチャレンジしよう。
|
|
画面6●POO's CacheBackはNetscape Navigatorのキャッシュを復活させるツールだ
|
<INFORMATION>
POO's CacheBack: 作者のホームページ
|