Webブラウズをスマートに。その最進化型
細かなカスタマイズや拡張機能など、まだまだ書ききれないことは多いが、とりあえずここまでご覧いただいたように、また冒頭でも述べた通り、今回のアップデートは「旧来の衣を脱ぎ捨てて全面刷新した」というより「Ver.3からの正常進化」という方がふさわしいようだ。
事前のマイナーアップデートで少しずつ新機能を取り入れてきたこともあり、長く愛用してきたユーザ以外には、「Ver.4でここが変わった!」という目新しさには、ある意味欠けるのかもしれない(というより、どの時点で新しくなったのかわかりにくいという方がより正解か)。
だが変化は着実に起きている。いや、しっかりした基礎の上にきちんと積み上げられているというべきだろう。それは、Ver.3の段階で見据えたビジョンが確かなものであり、その延長上をぶれることなく進んできたという証左でもある。
膨大なサイトの中から、最新の情報を常にチェックし、知らなかった、新たな情報を探し求め、有益な情報を選別して、いつでも取り出せるようにする。それは、もはや特別なことではなく、むしろ暮らしの中で普通に行われるベーシックな作業であり、Webブラウザはそのためのインフラ的な存在となった。
そしてこれからは、「Sleipnir 4」がその作業をさらに洗練させてくれるのは間違いのないところだろう。