ソフトを開発しようと思った動機、背景
「Copernic」は、利用者に革新的なデスクトップ検索技術を提供し、パソコンの利用を最適化して、生産性を高めてくれるソフトです。ユニークかつ強力な機能により、「Copernic」は高品質の検索ソフトとして数多くの利用者から認められています。最初の製品が世に出たのは1996年、カナダのケベック市においてでした。この最初の製品「Copernic Agent」は、ほかのエンジンを利用して、検索結果を結合した上で類似結果を排除し、ランク付けしたWeb検索エンジンでした。
現在、私たちが取り組んでいるのは2008年に開発を開始した「Copernic Desktop Search」で、パソコンに保存されたファイル、文書、電子メールを検索できます。ホームユーザには、フルバージョン同様にネットワークドライブ、Microsoft Outlook、Lotus Notesを検索できるフリーバージョンをお勧めします。
「Copernic Desktop Search」の開発動機ですが、最先端の検索技術を提供することで、利用者がタスクの達成に必要な情報にアクセスし、管理できるようにすること、そして常に進化する情報社会にあって、より効果的・積極的になることを可能にするためです。
開発中に苦労した点
2008年当時はDelphiで開発していましたが、いまとなってはそれが新機能追加の足かせとなってしまいました。そのため昨年、私たちは.NETで作り直すことにしました。これによりインタフェースを一新でき、パフォーマンスも劇的に改善できる見通しが立ちました。
しかし、多くの機能がインタフェースにハードコーディングされていたため、.NETへの乗り換えは大きなチャレンジでした。結局、検索プラットホームに埋め込まれなければならず、完全に一からやり直さねばなりませんでした。とはいえ「Copernic Desktop Search」がメモリやリソースをさほど消費しなくても動作するよう、このチャレンジは必要なものでした。
ユーザにお勧めする使い方
「Copernic Desktop Search」を利用するには、まず最初にインデックスを作成する必要があります。インデックスはファイル、文書と電子メールすべてのキーワードの地図を作成するプロセスです。このプロセスをなるべく早く完了させるために、インデックスの設定を「無制限」にすることをお勧めします。インデックスの作成後は、検索に論理演算子を使うことをお勧めします。また、Refine機能による絞り込みを利用すれば、目的のファイルをピンポイントで探すことができます。
今後のバージョンアップ予定
今後も「Copernic Desktop Search」に新たな機能を追加すべく、取り組みを続けてゆきます。2015年末にはスモールビジネス向けの検索に適合した拡張機能をリリースしたいと考えています。また、GmailやHotmail、そのほかのクラウドサービスと連携して使えるような取り組みも行っています。
(Copernic, a division of N.Harris Computer Systems)