文書ファイルをはじめ、Webの閲覧履歴やメール、お気に入り、画像、マルチメディアファイルなどを高速かつ効率的に探し出せるインデックス型“デスクトップ検索”ソフト。「Copernic Desktop Search Lite」は、パソコン内に蓄えられたさまざまな情報を総合的に探し出すことができる高機能検索ソフト。ドキュメントや情報の種類ごとに分けられたタブ画面と、プリセットされた検索条件とを組み合わせることで、はじめてでも簡単に検索を行える。検索対象のインデックスを作成することにより、高速な検索を実現している。
メイン画面には、検索文字列などを入力するためのテキストボックスに加え、検索対象を選ぶためのボタンや、条件を細かく絞り込むためのドロップダウンリストなどが用意され、これらを組み合わせることで、さまざまな検索を行える。
●タブ切り替えによる検索対象の選択
用意されたタブ画面は「ドキュメントファイル(Files)」「電子メール(Emails)」「コンタクト(Contects:アドレス帳の情報)」「オーガナイザ(Organizer)」「Web閲覧履歴(History)」「お気に入り(Favorites)」「画像(Pictures)」「音楽(Music)」「ビデオ(Videos)」に加え、これらすべての内容が表示される「All」の計10個。ユーザが選択したデータタイプの検索結果だけを閲覧できる。
●Refine機能による絞り込み
画面左側のドロップダウンリストはタブ切り替えによって変化し、データタイプに応じた条件を選択できる。例えば「ドキュメントファイル」では日付、ファイル名、ファイル形式、サイズ、対象フォルダの5項目を利用することが可能。「画像」ではこれにピクチャーサイズという項目が加わり、Empty、Small、Medium、Large、Very Largeを選択できる。同様に「メール」の場合は差出人、宛て先、件名、重要度を、「コンタクト」では名前、会社名、フォルダ名を、さらに「お気に入り」「Web閲覧履歴」では日付、サイト名などで絞り込むことが可能。「音楽」や「ビデオ」の場合は、タイトル、アーティスト、アルバム、ジャンル、演奏時間などのタグ情報を利用できる。
●My searchesドロップダウンリスト
より手軽な検索方法として、ツールバーのドロップダウンリストを利用することも可能。検索条件がプリセットされ、Today's email、Yesterdays email、Excel spreadsheets、Recent pictures(last 30days)、Web site visited today、This week's meetingといった項目を選ぶだけで、すぐに検索を行える。ユーザがタブやRefine機能で指定した条件を登録しておくことも可能だ。
検索によって見つかったファイルや情報はメイン画面上にリスト形式で表示される。テキストの内容やアーカイブ(書庫)内のファイル一覧、画像などを参照できるプレビューエリアもあり、「Highlight Keywords」オプションをONにしておけば、プレビュー上のテキストで一致したキーワードが黄色く強調表示される。プレビューエリアに、インデックスの作成状況を表示させることも可能だ。
リストは、
- シンプルなファイル一覧(Standard)
- ツリー形式で詳細な情報を表示できるようにした詳細(Detailed)
を切り替えることが可能。Standardでは項目名(見出しラベル)のクリックで並べ替えを行える。Detailedではドロップダウンリストから並べ替えの方法を選択できる。補助的な機能としては、インデックス作成の一時停止やインデックスの更新、インデックス作成時のパフォーマンスに関する選択などがある。オプションでは、インデックス作成に関連して、使用するメールソフトやブラウザの指定、文書ファイル用のフォルダ指定、ファイル形式ごとの更新間隔などをカスタマイズすることが可能。さらにアドバンス設定では、拡張子とおおまかなファイル形式(画像、音楽、ビデオなどのファイルタイプ)の組み合わせを登録したり、表示するカテゴリーをカスタマイズしたりすることができる。
メイン画面はタスクトレイに最小化しておくことも可能。タスクトレイメニューからは画面の呼び出しをはじめ、インデックス作成の一時停止、インデックスの更新などを行える。