複雑な関係を見やすいチャートで表現できる“関係図作成ソフト”。外部データを利用したチャート作成機能も搭載。同じデータから表現方法の異なる4種類のチャートを作成できる。「コネミエ」は、人や物のつながりが示された関係図を簡単な操作で作成できるソフト。ビュー(フィールド)上に個々の要素を示す「ノード」を配置し、ノード同士のつながりを「アーク」で示しながら、チャートを完成させてゆく。
利用できるチャートは、
- 親ノードを、子ノードを囲むボックスとして表現する「ボックスチャート」
- 親ノードを中心にして、周囲に子ノードを配置する「スターチャート」
- 指定したノードを中心に、関係の近いノードから同心円状に配置する「アクションチャート」
- 関係(階層)の上位から下位へ、ピラミッド状に配置する「フローチャート」
の4種類。ビューを切り替えてもノードやアークの関係性は保たれる(もちろんデザインや配置は変わる)。いずれも細かいデザインや要素の配置などを個別に設定でき、柔軟性の高い表現を可能にしている。リンクを設定するには、任意のノードをドラッグし、別のノードにドロップすればよい。リンクを示すアークには、ノードの親子関係を意味する「関係アーク」と、親子以外のノードを自由につなげる「リンクアーク」とがあり、用途に応じて使い分けることが可能。リンクアークには、直線/曲線のほか、並列関係(縦方向/横方向)を一本で示す線、途中を省略する「中略線」、ほかの線を飛び越える「マタギ線」、電車の線路のような「JR線/電車線」など、豊富な線が用意されている。アーク終端の形状(デザイン)も設定できる。
ノードおよびアークはチャート上のオブジェクトとして扱われ、自由に配置することが可能。さらに「タイトル」「記事」の2種類のテキストを付加できる。タイトルはオブジェクト名に相当し、テキストが矩形の線で囲まれる。記事には、オブジェクトの内容や詳細、補足説明など、長文のテキストを入力できる。タイトル/記事のいずれも、使用する文字のフォント/サイズ/色、枠内の背景色、枠線の色などを任意に設定することが可能だ。
オブジェクトにイメージ(画像)を付加する機能もある。イメージには、男性/女性/少年/少女の人物アイコンのほか、家族(男女の集団)、ビル、家、日本地図、トランプマーク、ピン(画鋲)などが用意されている。人物イメージでは、色やサイズを任意に設定できるほか、より明確に区別できるよう、ひげやメガネ、髪の毛などの飾りを付けることも可能。そのほか、イラストなどのオリジナルイメージを付加することもできる。利用できる画像はJPEG/GIF/BMP/PNG/TIFF形式のもの。さらに、イメージの表示方法(テキスト枠の内/外)や表示位置(上/下/左/右の位置関係)などもオブジェクトごとに細かく設定することが可能だ。
外部データからチャートを作成するためのインポート機能も備える。ノードやリンクアークなどのデータが記述されたファイル(XLSX/XLS/CSV)を用意することで、少ない手間で効率的にチャートを作成できる。逆に「コネミエ」で作成したチャートのデータをXLSX/XLS/CSV形式のファイルにエクスポートすることも可能だ。