Windows 8/8.1の外観や使い勝手を、Windows XPに“極限まで”近くなるよう変更できるユーティリティ。「Back to XP for 8」は、Windows 8/8.1のスタートボタンやスタートメニュー、デスクトップ壁紙などをWindows XP風に調整できるカスタマイズソフト。Windows XP風のほか、Windows Vista/7風、Windows 95/98/Me風にすることも可能。さらに、Microsoft Officeにメニューバー/ツールバーを追加し、Office 2003と同等の使い勝手を追加する機能も搭載。Windows XP+Office 2003の操作環境をWindows 8/8.1上で実現することにより、現在、Windows XPを使用しているユーザでも、違和感なくWindows 8/8.1を使えるようになる。
標準のWindows 8ではスタートボタンが表示されず、またWindows 8.1ではスタートボタンはあるものの、クリックすると従来のスタートメニューとは異なる「スタート」画面が表示される。「Back to XP for 8」が起動している状態では、Windows 8でも8.1でも同じようにスタートボタンが表示され、クリック時にも、Windows 8/8.1の「スタート」画面ではなく、スタートメニューが表示されるようになる。キーボードの【Windows】キーを押した場合も「スタート」画面に切り替わるのではなく、スタートメニューが表示される。
表示されるスタートボタンやスタートメニューは、好みに応じてWindows Vista/7風やWindows 95/98/Me風にすることも可能。ただし、動作までは変化しないので、Windows Vista/7風を選んでも、「すべてのプログラム」を選択した際にスタートメニューの内容がその場で切り替わるのではなく、サブメニューが横に広がる、Windows XP風の動作となる。95/98/Me風の場合は、よく使うプログラムと通常のメニューとが縦一列に並ぶタイプのスタートメニューとなる。
スタートメニューに表示される項目は、個別に表示する/しないを設定することが可能。Windows 8/8.1で「チャーム」や「アプリメニュー」を表示させるための画面隅のホットコーナーの動作を禁止することもでき、不意にWindows 8のメニューが表示されるようなこともなくなる。
壁紙用として、Windows XPでおなじみの「草原」の画像データも付属。デスクトップ全体の外観をWindows XP風にすることができる。
さらに、Office 2007以降のOffice 2010やOffice 2013など、「リボン」インタフェースが採用されたOfficeには「Back To XP」のリボンが追加される。リボンを選択すると、Office 2003風のメニューバーが表示されるほか、やはりOffice 2003のツールバーで使われる代表的なボタンが表示される。