ソフトを開発しようと思った動機、背景
今年の初夏に新しいノートPCを購入したのですが、ハードディスクだけでなく、無線LANのアクセスランプも付いていない機種で、PCの処理状態・通信状況がわからないことに不便を感じていました。代替になるようなソフトを探してみたものの、ハードディスクだけしか監視できないものが多く、またネットワークも監視できるソフトだと、設定が難解・煩雑だったり、高機能であるがゆえにCPU負荷が高く、ノートPCで常駐させるには不向きだったりと、なかなかよいものが見当たりません。
「それならば、自分好みで『ノートPC向けのシンプルなアクセスランプ表示ソフト』をフルカスタムで作ってしまおう」と思い立ち、このようなソフトができあがりました。
開発中に苦労した点
技術的にはたいしたことをやっておらず、挙動確認調査が若干面倒だったくらいで、さほど苦労していません。が、ノートPCの持ち運び(バッテリー駆動)を想定し、重たい処理を極力行わずに済ませるようチューニングするのに手間がかかりました。
LANのトラフィックを律儀にチェックするとCPU負荷が跳ね上がるため、監視対象をIPv4通信のみに限定、ドライブ着脱やネットワークLinkUp/Downの検出方法をいろいろと工夫し、アクセスランプの簡易アニメーション表示も都度、描画せずに済ませるようにしたりと、手を打ってみました。
結果、Core i3のさほど高性能ではないCPUでも、通常時CPU使用率は0.01%以下(ウイルススキャン中などの高負荷時でも最大0.05%程度)となり、普段から常駐させても支障ないレベルになりました。
ユーザにお勧めする使い方
スタートアップ起動に登録しておくと便利です。ハードディスク/SSD、LAN・無線LANのほかに、USBメモリなどの着脱検知・監視・表示も可能です。アクセスランプのないUSBメモリ等の状態確認にもお使いいただけます。
初期状態では、トレイアイコンの色合いを若干控えめにしています。設定ウィンドウでアイコンのデザインをカスタマイズできるので、お好みに応じて配色やドライブ名のフォントを変更してください。
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