互換APIを利用することで、Windows OSを用意することなく、Windowsアプリケーションを動作させることができる便利なソフト。対応アプリケーションのリストには「Excel Viewer」や「一太郎ビューア」など、ファイル閲覧専用ソフトも含まれており、動作の重いアプリケーションをインストールせずに、「データファイルをさっと開き、閲覧して閉じる」という使い方をすることも可能だ。正式対応のアプリケーションはもちろん、「CrossTie」ファイルによるインストールの場合でも、(データベースでの検索からダウンロード、必要なコンポーネントの準備など)アプリケーションを正常に動作させるための環境の整備は自動的に行われ、専門知識のないユーザでも簡単にWindowsアプリケーションを利用することが可能だ。
新バージョン「10」ではさらに、起動時のスタートアップウィンドウも用意された。導入済みアプリケーションをすぐに開けるほか、「ソフトウェアインストーラ」ウィザードを開くといった操作を、より簡単に行えるようになった。
(坂下 凡平)