「窓雪」は、窓の外にしんしんと降る雪を眺められるデスクトップアクセサリ。小粋なデスクトップアクセサリを数多く生み出している、本コーナーではお馴染みの丸干商店さんによる季節感あふれる作品だ。起動すると、デスクトップの片隅に小窓が開き、窓の外には雪が静かに舞う。小さなエリアでありながら、雪の大きさや濃淡もさまざまで、奥行き感を出している。窓の下部に雪が積もっては消えていくという演出も行われている。作業の邪魔をしない控えめさとあいまって、常に起動させておきたくなる作品だ。さらに、今回のポイントとして、
という点が挙げられる。窓の形は、オーソドックスな四角い窓のほか、上部が半円形の洋風、京風の縦格子、茶室を思わせる円形など6種類から選べる。クリスマス前後には洋風、年末年始には和風といったように、イベントや気分に合わせて切り替えるのもおもしろいだろう。「窓が曇る」効果をつけると、雪の軌跡が窓に残り、だんだんと白く曇ってくる。筆者は曇るというよりも、雪が窓にくっついていく姿を連想したが、より実際の窓の雰囲気になるのは間違いない。和風の窓が真っ白になっていくのを見ているうちに、鍋をつつきながら日本酒を飲んだり、こたつに入ってみかんを食べてみたりしたい気分になってしまった。
雪の量は4段階、雪の強さは3段階で調整することが可能。窓を曇らせる代わりに、背景付きにすることもできる。背景付きにすると、雪原に針葉樹が立ち、遠くには雪山が見えるという、昼間の景色になる。
「窓雪」は、ちょうど「つーるバー」シリーズと「デスクトップ」シリーズの中間といった感じの小物系アクセサリだが、デスクトップ全体に雪を降らせる「舞雪」も公開された。こちらもあわせて、雪景色を堪能していただきたい。
(柴崎 ひろ)