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あなたはクリップボードを使いこなしていますか?
クリップボード拡張ユーティリティ特集
for Windows

いろいろなタイプがあるけれど、どれを使う!?
あなたにお勧めのソフトはこれ


今回取り上げたソフトをあえて分類するなら、
  • 基本系
  • ペースト系
  • データ加工系
  • ネット系
ということになるのだろうか。

最もクリップボード拡張ユーティリティらしいといえるのが「CLCL」だが、同程度の機能を、ペースト系やデータ加工系でも備えているものはそこそこある。自動的にクリップボードの内容を取り込み、そして任意の時点で出力ができるというのがまず基本なのだ。基本をおろそかにせず、突き詰めたのが「CLCL」ともいえる。

ペースト系ソフトは頻繁にメールや掲示板などに書き込みするユーザにとっては、かなり有効に使えるアイテムだろう。メールの内容は異なっていても、かならず毎回同じ文面になるシチュエーションは存在する。書き出しや途中のボケ、顔文字、締めくくりのシグネチャなどがその典型だろう。なかでも「ペースター」と「クリップアウト95」は、ホットキーを使うことでペースト用コンテキストメニューを表示させる方式を取っている。クリップボード履歴を任意の時点で取り出しできるという点では、「クリップアウト95」のユーザインタフェースが光っている。「Taneクリップ」は、他ソフトとは一線を画した、一風変わったクリップボード拡張ユーティリティだが、熱烈なファンを獲得しそうな気がする。

相手側のメール環境を考え、1行の文字数を固定化し整形してから送るという使い方をする人には、やはり「Clipper」は捨て難いだろう。「Outlook Express」などは1行の文字数などまったく無視したかのような折り返しをつけてくれるため、行末がぐちゃぐちゃのメールを見るたびに、「Clipper」のよさが見えてくる。

筆者のように家庭内LANを使って複数のマシンを同時稼働させていると、「オンネットクリップボード」も、ぜひほしい存在。いちいちファイルに保存して共有フォルダに保存して、それを相手に伝えて……というのは正直かなりうっとうしい作業だ。自分一人で全マシンを使っている状態でもうっとうしいのだから、イントラネット内でフロアの違う相手とデータ共有ということになったら相当なものだろうと思う。こういうときにネットワーククリップボード共有は生きてくる。

結局はそれぞれのソフトにあった使い方というものが自ずと存在するわけで、ユーザ側が期待する機能によって、どのソフトを使うかは自然に決まってしまうだろう。付箋紙大好きな筆者にとっては、履歴をダイレクトに付箋化できる「ダメダメクリッパー」がかなり気に入った。



※これらのソフトは「ダウンロード」のページからダウンロードできます。


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