セレクション
・スポットライト
----------
・クリップボード拡張
・CLCL
・Clipper
・Taneクリップ
・ダメダメクリッパー
・ペースター
・クリップアウト95
・オンネットクリップボード
・お勧めソフト
・ダウンロード
----------


使ったが最後、二度と手放せなくなる!? for Windows

あなたはクリップボードを使いこなしていますか?
クリップボード拡張ユーティリティ特集

アプリケーションの使いこなしのコツのひとつとして、クリップボードの活用が挙げられる。これはWindowsに限らず、MacintoshでもOS/2でも同じことで、クリップボードをいかに使いこなすかによって作業能率も大きく変化する。ターゲットを選択して、コピーまたは切り取りを実行する。そして別の場所で貼り付け――このときに介在するのがクリップボードだ。所詮一時的なバッファ領域にしか過ぎないのだが、これがないことにはコピー&ペーストもままならない。

欠かせない存在であるクリップボードだが、最大の弱点は「次にコピー/カット操作をしたら、クリップボードの内容が上書きされる」ということ。3回前にコピーした内容など、アンドロメダよりも彼方に消え去っている。だが、毎回上書きされるということは、ひとつの利点でもある。不要なものがクリップボードにあったとしても、それを削除することなく次のものを転送することができる。例えば4MBの画像が入っていても、その次にたった3バイトのテキストを転送すれば上書きされてしまうのだ。

データ転送を介在するバッファであるがゆえに、この内容を上書きしてほしくないときと、勝手に上書きしてほしいときが出てくる。ワガママなのではなく、状況に応じてクリップボードの使い方も変えたいというのがユーザの本音なのだ。

たしかに、Windows付属のCLIPBRD.EXEには現在のデータを保存する機能がある。独自形式のファイルではあるが、ないよりはマシだ。しかし、CLIPBRD.EXEを使っているユーザはそう多くはないだろう。理由は簡単にいえば二つある。
  • 保存することを忘れること
  • 保存したファイルがなんだかわからなくなること
逆に、この2点の問題さえ解決できれば、クリップボードの価値はさらに跳ね上がる。多くのプログラマがそう考え、実行に移してきた結果が、今日あるクリップボード拡張ユーティリティなのだ。クリップボード拡張ユーティリティは、あるひとつの共通点を持つ。クリップボードに転送したデータを自動的に保存し、履歴としていつでも再使用することができることだ。この機能を基本として、テキストのみ対応とか、グラフィックもできますとか、履歴をツリー構造にしてみましたとか、ネットワーク対応です、といった付加機能がそれぞれのソフトの特徴になってくる。

以下のページでは7本のソフトを取り上げ、クリップボード拡張ユーティリティではどのようなことができるのか、具体的に見ていこう。
(藤田 洋史)

ここで紹介するソフトはすべてWindows 95/98で動作します。ソフトを使用する際は、あらかじめ各ソフトのドキュメントをよく読んでからお使いください。
ball_blue_s クリップボード拡張ユーティリティのスタンダード的なソフト
CLCL
ball_blue_s テキスト整形機能を持つクリップボード拡張ユーティリティ
Clipper
ball_blue_s Webページでの文章入力に威力を発揮!
Taneクリップ
ball_blue_s ソフト名にだまされるな! 多機能クリップボード拡張ユーティリティ
ダメダメクリッパー
ball_blue_s キー/マウス操作マクロ機能も搭載したクリップボード拡張ユーティリティ
ペースター
ball_blue_s グラフィックの処理もバッチリ!
クリップアウト95
ball_blue_s 1対多のマルチ送信でもクリップボード転送できる
オンネットクリップボード
ball_blue_s いろいろなタイプがあるけれど、どれを使う!?
あなたにお勧めのソフトはこれ
ball_blue_s 今回紹介したソフトはこちらからダウンロードできます
ソフトのダウンロードはこちらから

[↑このページの先頭へ戻る]


ベクターソフトニュース、スポットライト、PickUpに関するご意見・ご感想は…… editor@vector.co.jp まで
Copyright (c) 2012 株式会社ベクター 記事の無断転用を禁じます。
Copyright (c) 2012 Vector Inc. All rights Reserved.