上手に使って上手に貯めよう!
本格派家計簿ソフト4本を使ってみる
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日記帳代わりにもなるシンプル仕様の家計簿
銀の秤 3.3
気持ちいいほどシンプルな家計簿ソフト。設定もシンプルなら使い勝手もいたってシンプル。派手な飾りも設定もないが、かえってそのぶん飽きずに長く使えるかもしれない。ライフスタイルに合わせてたカスタマイズ性もまずまず。基本機能で困る、ということはないはずだ。
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▲ 記録画面。一覧表の黄色部分は口座を表している
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操作の中心となるのは起動時表示される記録画面。大きくわけてちょうど三分割したような画面で、費目欄、記入欄、収支の一覧が一画面になっている。費目はそれぞれ収入と支出が色分けされていて、そこから記録したい費目を選ぶと、その隣にある入力欄で、金額や備考といった収支の内容を入力できる。入力した収支は即座に一覧表に反映される。この一覧表も、収支の内容によって色分けされていて、一目でそれが収入か支出か、または口座による収支なのかがわかる。口座は13件登録でき、入金、引出、振替に対応。さらに、一覧表は、日順、費順、金順のアイコンをクリックすることで、簡単に並び替えが可能だ。
リストにはあらかじめよく利用する費目が登録されているが、追加、削除、変更などのカスタマイズが可能だ。収支費が7件、支出費目は23件まで。備考欄についてはデフォルトでは何も設定されていないが、必要に応じて500件までの登録が行える。
基本的な入力の流れは、費目を選択し、金額を設定するだけ。金額欄でクリックすると電卓が表示され、税の計算までそこで行うことができる。ほとんどの操作はマウスひとつでOKだ。
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▲ 指定期間の収支比率円グラフ
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家計の状況を分析するには、グラフ機能を使う。これもアイコンひとつでOK。指定した期間の収支が一目でわかる収支比率円グラフや収支棒グラフ、費目別の棒グラフなど3種類のグラフ作成機能で即座に、家計を分析できる。また、表示を「集計」に切り替えると指定月の収入、支出の合計、各口座の残高一覧が確認できる。さらに、その月にあった出来事や覚えておきたいことなど、ちょっとした覚え書きとしてメモ欄が使える。メモは全角で500文字まで。ここでは、昨年の同月に作成したメモも見られる。
とりあえず、収支の記録に必要な費目は登録されているので、毎月の締日のみ設定したら、すぐに使えるようになっている。なお、印刷は、指定期間の集計、月ごとの集計、収支の明細に対応。
クレジットカードへの対応など、今後望まれる点はいくつかあるにせよ、シンプルな基本機能と操作性のよさはこのソフトならでは。気軽に使えるところもいい。
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INFORMATION
銀の秤 3.3●シェアウェア(2,300円)/作者 : 千田 義紀
※このソフトは「ダウンロード」のページからダウンロードできます。
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