使いやすさで、ユーザ満足度が高いと定評のある「筆まめ」だが、最近のウリのひとつになっているのが、その年だけのスペシャルデザイン。2015年9月に発売された「筆まめVer.26」から追加されたコンテンツで、これまでの内容を振り返ってみると、- 筆まめVer.26:書家 紫舟、片岡鶴太郎、山下清、横山大観の各作品と47都道府県のご当地キャラ
- 筆まめVer.27:生誕300年、美術館への入館待ちが300分超で話題となった伊藤若冲の作品とご当地キャラ
- 筆まめVer.28:日本三大友禅(京友禅・加賀友禅・東京手描友禅)と葛飾北斎「冨嶽三十六景」
そして今回が尾形光琳の作品と西陣織だ。富士山を含む景観が描かれた「冨嶽三十六景」は年賀状に最適だし、豪華な友禅や西陣織もめでたい感じがする。「風神雷神図屏風」の力強さは年明けの挨拶として、勢いがあってこれもまたよい(ただ、尾形光琳であれば、最高傑作といわれる「紅白梅図屏風」も収録されていれば、なおよかったのでは? と思うのは筆者だけではないだろう)。期間限定というのがまたそそるところで、今回のスペシャルデザインを利用できるのは2019年1月31日までとなっている。「年賀状作成ソフトを購入したいが、どれがいいか迷っている」という方は「スペシャルデザイン狙いで『筆まめ』」という選択も大いに“アリ”だ。
「使いやすいから選ばれる」というキャッチフレーズは正にその通り。モード選択後に現れるオープニングメニューからスムーズに作業を進めることができる。万が一操作に迷うようなことがあっても、わかりやすい操作ガイドや解説ビデオが用意されているので、「パソコンソフトの操作はどうも苦手で」という方にもお勧めしたい。
(橘 雅)