45万点以上のデザイン・イラストを利用できる、“安心のかんたんはがき・住所録ソフト”「筆まめ」の新バージョン。江戸時代中期の画家・尾形光琳の作品で年賀状を作ることができる。「筆まめ」は、プロの書道家が監修した、美しい自動レイアウト機能、デザインを選んでゆくだけで年賀状が完成する「年賀状デザインナビ」、その年だけの年賀状に使える、期間限定のスペシャルデザイン、インク量を節約できる「エコ印刷」など、多彩な機能・特徴を備え、使いやすさで定評のあるはがき・住所録ソフト。年賀状を作成できるのはもちろん、暑中・寒中見舞いや挨拶・案内状なども簡単に作成することができる。ユーザの「やりたい操作」をサポートしてくれる、フルカラーの操作ガイドや解説ビデオも用意されている。新バージョン「29」では、今年だけのスペシャルデザインとして尾形光琳のほか、西陣織の柄を収録。新元号にも対応し、平成32年(2020年)以降も安心して使うことができる。
動作モードはユーザのスキルや好みで選ぶことができる。
- 通常モードの「筆まめ」
- 基本機能のみを利用できる簡易版「はじめてモード」
- 基本機能のみをブラウザ上で利用できるようにした「Web筆まめ」
の3種類があり、起動時に表示されるモード選択画面で指定することができる。「はじめてモード」はタッチパネルに対応し、タッチ操作で年賀状を作成することも可能。いずれのモードにもオープニングメニューが用意され、「何をしたいのか、作りたいのか」を選ぶと、対応する画面が開くようになっている。宛名面用のデータ入力には「特急宛名入力」が便利。宛名印刷に必要な項目──郵便番号、住所、氏名、連名など──だけが表示され、効率よく住所録を作成できる。郵便番号を入力すれば、特定できる住所が自動的に入力される仕組み。「パソコン用のキーボードは苦手」という人には(マウス)クリックで入力できるソフトキーボードが用意されている。「筆王」や「筆ぐるめ」などの他社製ソフトで作成された住所録やExcelで作成された住所録を「筆まめ」用に変換して利用することも、もちろん可能だ。そのほかにも、
- 宛名面もデザインできる「宛名デコ」
- 書体を微妙に変化させ、手書き風の味わいを出す「複字体」
といった楽しい機能も揃う。流麗行書体、堀内正楷書で使用できる人名用外字(俗字、異体字)も1,390文字が収録されている。デザイン面(文面)の作成には、(1)文面デザインを選択し、(2)イラストと文章を編集して、(3)印刷するだけで完成する「特急デザイナー」や、(1)送る相手とデザインの雰囲気で表示された候補から文面デザインを選び、(2)イラスト・背景・賀詞を変更・編集して、(3)印刷するだけで完成する「年賀状デザインナビ」が、年賀状の作成作業を効率化してくれる。ペット年賀状や漫画風年賀状、新聞年賀状など、おもしろい年賀状を簡単に作れる「初笑い年賀状工房」、手持ちのデジカメ写真を中心に年賀状や結婚報告などのデザインを作れる「デジカメデザイナー」といった機能も利用できる。
今回のスペシャルデザインは尾形光琳の作品と西陣織。尾形光琳の作品は、俵屋宗達の最高傑作を忠実に模写しつつも、安定感や鮮やかさを高めた「風神雷神図屏風」、黒漆の地に金平蒔絵で有名な光琳波が描かれた「八橋蒔絵螺鈿硯箱」の二点(いずれも東京国立博物館所蔵)。西陣織は五点を収録。比較的シンプルな図柄から複雑なものまであるが、どれも豪華絢爛というほかはなく、年賀状にはぴったりだ。
新バージョン「29」では、新元号にも対応した。テンプレートにテキストで書かれた「平成32年」以降の個所が新元号に変換されるため、安心して使い続けることができる。干支デザイン・イラストも十二支分すべてが収録されている。
45万点以上のデザイン・イラストに加え、フォントは147書体を収録。印刷では、エコ印刷のほか、喪中はがき用のうす墨印刷、宛名面と文面とをまとめて印刷できる両面印刷にも対応する。「筆まめ」で作成したデータを印刷し、投函したり、自宅に配送したりしてくれる「筆まめネットプリント」も利用できる。
用紙は市販されている4,611種類に対応。はがきや封筒はもちろん、タックシールやのし紙、名刺などを作成・印刷することも可能だ。
1ライセンスで最大5台までのパソコンにインストールして使える。