事前に学習対象フォルダを設定し、時々、学習を実行しなければならないのが面倒といえばいえそうだが、通常の環境であれば、学習対象フォルダの設定は一度行えばよいし、学習そのものも──学習対象の量によって初回こそ時間はかかるものの、二回目以降は比較的すぐに終わる──アイコンをクリックして、しばらく待っていればよいだけなので、よく考えてみれば、それほど面倒な作業ではない。インタフェースはシンプルでわかりやすく、学習が必要なことを除けば、直感的に操作することができる。検索結果も見やすく、該当するファイルを開くのも簡単だ。
注意すべきことがあるとすれば、利用している環境と検索対象によっては、対応するIFilter(ファイルからテキスト情報を抽出するための機能)が必要だということ。「デスクトップ検索 SAVVY」で「どうも検索が正常に行われていない」と感じたなら、まずはIFilterをインストールしてみていただきたい(ヘルプファイルの「学習」-「ファイルの中身の学習」に記載されている)。以下に主なIFilterのダウンロード先をまとめておく。
PDF iFilter 32が必要であれば、Adobe Reader 11などをインストールすればよい。「Microsoft Office 2010 フィルタ パック」には、レガシ Office フィルタ(97〜2003:.doc、.ppt、.xls)Metro Office フィルタ(2007:.docx、.pptx、.xlsx)、Zip フィルタ、OneNote フィルタ、Visio フィルタ、Publisher フィルタ、Open Document 形式フィルタが含まれる。
(橘 雅)