最適なルートシミュレーションを可能にする「プランニング」機能が強化された「スーパーマップル・デジタル」の新バージョン。Android OS/iOS対応アプリの強化も図られ、さらに使い勝手が向上した。「スーパーマップル・デジタル」は、“豊富な情報”“多彩な機能”“わかりやすい操作画面”が特徴のインストール型地図ソフト。正確・詳細な道路地図データや多彩なスポット情報を収録。目的に応じて地図スタイルを変更したり、ユーザ独自のカスタム情報を地図に配置したりすることもできる。場所の検索は、住所、目標物、駅など、さまざまな条件で行うことが可能。GPS機器との連携にも対応する。新バージョン「18」では、「プランニング」機能で高速道路上のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)を経由地に設定できるようになり、さらに山間部の表示が1/25,000地形図に対応した。DL(ダウンロード)版には、プログラムと日本全域図の地図データが収録されている(各地域の詳細地図データは別途、購入して利用する)。
メイン画面は、地図表示エリアを中央に、左側に「検索バー」、右側に「作業バー」が配置された構成。検索バー、作業バーは、必要に応じて表示/非表示を切り替えられる。画面上部には、図形記入やクリップボード操作用のツールなどがリボンにまとめられている。作業バーでは、プランニング機能を利用したり、カスタム情報を追加したりすることが可能。検索バーでは、
- リストから絞り込んで検索する
- キーワードを入力して検索する
- 画面中心位置の周辺情報を検索する
から選択して検索することが可能。リスト/キーワードでは住所、目標物、駅(キーワードでは郵便番号も)を条件に、また画面中心位置の周辺情報では、距離と目標物を条件に検索できるようになっている。地図スタイルは「標準の地図表示」に加え、「でっか字表示」「高速道路強調表示」「鉄道バス強調表示」「白地図表示」「色覚UD表示」など、計15種類が用意され、いつでも自由に切り替えられる。既存のスタイルに一部の属性を設定して、オリジナルの地図スタイルを作成することも可能だ。
カスタム情報として地図上に配置できるのは、テキスト、写真、ルート、四角形、円・楕円、GPSログ、円・棒グラフ、分布図など。例えば、よく行く店や施設の名前・写真を表示させたり、特定の範囲を色で目立たせたりして、地図に付加情報を追加することができる。
GPS機器との連携にも対応する。GPSログを取得して、行動履歴を表示させることができる。カーナビ機器との間でもポイントデータの読み込みや出力を行える。
さらに、Android/iOS用アプリ(無償)と連携させて利用することも可能。パソコンでルートをプランニングしてスポットを書き込んだ地図をスマホで持ち出したり、外出先で新しいスポットを追加して地図を編集したりすることも可能だ。
新バージョン「18」では、設定した出発地・目的地から、車または徒歩+鉄道による最適な移動ルートを作成できる「プランニング」機能で、SA/PAを高速道路上の経由地として登録できるようになった。これにより、利用したい高速道路や訪れてみたいSA/PAを明確に指示して、ルート作成を行えるようになった。
地図データには、高精細な印刷にも対応する、独自のベクトルデータを採用。印刷時にタイトル/縮尺/スケールを表示させたり、カスタム情報と地図とを組み合わせたりすることもできる。プランニングの結果を印刷することも可能だ。
利用できる地図データの縮尺は、1/1,000(詳細図)から1/500万分(全域図)まで(標準搭載の全域図では1/10万〜1/500万分)。画面上のズームバー(ルーラー)またはマウスホイールを使って、自由に拡大・縮小させることができる。