シンプルで使い勝手のよいスクリーンキャプチャ。日時や連番などを組み合わせ、保存時のファイル名を柔軟に設定できる。「きゃぷつれ」は、【Print Screen】または【Alt】+【Print Screen】キーの押下で、デスクトップ全体またはアクティブウィンドウを画像として取り込み、ファイルに保存できるソフト。コンパクトで軽快に動作する。保存時のファイル名は、あらかじめ用意された複数の命名ルールから選択したり、「年」「月」「日」、「連番」などを組み合わせたりして、柔軟に設定することが可能。WindowsのPrint Screen機能を無効にせず、ファイル保存と同時にクリップボードにも画像が転送されるため、キャプチャ後、【Ctrl】+【V】などでほかのアプリケーションに貼り付けることもできる。
初回起動時には設定画面が開き、キャプチャ画像ファイルの保存形式、保存先、保存名などを設定する。選択できるファイル形式はbmp、png、jpg、gif(特に理由がない場合はpngが推奨されている)。保存先は「マイピクチャ」「デスクトップ」「毎回選択する」「任意のフォルダ」から選択できるようになっている。
設定画面の下部には「簡単設定」「詳細設定」「画像設定」「その他」の各タブパネルが用意されている。「簡単設定」「詳細設定」では、保存名の指定を行える。「簡単設定」には「日時」「連番」「ウィンドウ名」「exe名」を組み合わせた6種類のプリセットボタンが配置され、ワンクリックで簡単に指定することが可能。ウィンドウ名では、アクティブタイトルバーの文字列またはウィンドウのフルパスが挿入される。
「詳細設定」では、日時が「年」「月」「日」「時」「分」「秒」さらに「ミリ秒」に分けられ、「連番」「ウィンドウ名」「exe名」を含め、好きな項目を好きな順番で組み合わせることができる。「_(アンダースコア)」「-(ハイフン)」「.(ピリオド)」「 (スペース)」も自由に使える。
保存ファイル名に好みの固定文字列を挿入することも可能だ。
「画像設定」では、jpgで保存する際の画質を指定できる。
「その他」では、
- 連番の現在値(「連番」指定時の開始数値)
- 連番の最低桁数(自動または最大9桁まで)
- 使用不可文字の置換(「ウィンドウ名」指定時、「\」などの使用できない文字が含まれていた場合に、指定文字に自動置換)
- ファイルが上書きされるとき確認する
- 多重起動を許可する
を指定することが可能。例えば、連番の現在値を「5」、最低桁数を「7」で指定した場合、連番の最初の数値は「0000005」となる。