ソフトを開発しようと思った動機、背景
私自身、打ち合わせや作業中にパソコンでちょっとしたメモを書き留めるときに、適当なファイルを作成して書き留めると、あとで見直す際に該当のファイルを探すところからはじめなければならないという苦い経験を何度もしてきました。メモアプリ・サービスに関しては多機能なものがすでにいくつか存在していますが、メモを確認するだけでも(基本的には)アカウントにログインすることを求められるものが多かったり、多機能さゆえか、起動にやや時間を要するなど、ストレスを感じることもありました。
そこで、「サッとメモが取れ、サッとメモを確認できる」をキーワードに、メモを取ることだけに絞った軽快なアプリケーションを開発してみようということになりました。
開発中に苦労した点
基本的なコンセプトは「ユーザにファイルを意識させないメモ帳」だったのですが、それに対して付加的な機能をどこまで提供するのかという点に悩みました。メモを取るのにストレスがたまってはいけないので、機能を増やすことで起動時間が長くなってしまうことがないようにと、パフォーマンスの面に関してもこれまでのアプリケーションよりも注意を払い、機能を取捨選択してゆきました。
ユーザにお勧めする使い方
「どのファイルに書いたのかわからなくなったということをなくしたい」というコンセプトなので、「どこに書くか迷ったらとりあえず『CubeNote』でメモする」という形になれたらうれしいです。
あとは、画面右下に現在の文字数をリアルタイムで表示していますので、「○○文字以内でまとめて」のような原稿・レポートを書くときなども便利かなと思います。ちなみに、この原稿も「CubeNote」を使ってまとめています(笑)。
今後のバージョンアップ予定
例えば、私自身が「CubeNote」を使用するときは、データフォルダを「Dropbox」のようなオンラインストレージに設定して、複数端末の「CubeNote」を簡易的に同期しているのですが、「CubeNote」に排他処理等が組み込まれていないため、「『CubeNote』を複数端末で同時には起動しない」等の注意が必要になります。将来的には、「CubeNote」に排他処理機能──あるいは可能であれば同期機能──を組み込み、こうした利用方法を一般で推奨できるレベルまで改善できたらよいなと思っています。
(キューブ・ソフト)