豊富なテンプレートと素材で、手軽にラベルを作成することが可能。ロゴやバナー風の画像を簡単に作成できたり、いろいろなシンボル(シェード図形)が収録されたりしていることもあり、ほかに素材作成用アプリケーションを用意しなくてもよい。デジタル写真についても、ラベルサイズに合わせて自動で最適化ができたり、簡単な編集を行ったりできるので、グラフィックソフトの扱いに慣れていない方でも大丈夫だ。新機能の「余白自動処理」では、縦長あるいは横長の写真をディスクにレイアウトしたときに発生しがちな余白部分を埋める、さまざまなパターンが提供されているし、「連続絵ラベル」を使えば、シリーズものを全巻揃えたときに背ラベルがひとつの絵になっているようなデザインを簡単に作ることができる。これらもグラフィックソフトの知識や技術なしで、デザインを楽しめる機能だ。
体験版での提供となるが、「連携アプリ」を追加し、さらにスマートフォン側にも対応アプリをインストールすることで、「撮影した写真をWi-Fi経由で簡単に取り込んで、レイアウトできるようにする」といったユニークな試みも見られる。
さらに、こうした目玉機能だけでなく、テキストの自動折り返し機能が追加されるなど、ユーザインタフェース面での細かい改良も行われている。
増え続けるデータを手早く整理したい方にも、大切な思い出をきれいにパッケージして残したい方にもお勧めのソフトだ。
(福住 護)