辺鄙な山奥の洋館を舞台に展開されるオカルトホラーRPG。悪霊などと戦って経験値を稼ぎ、キャラを育成しながら館内を探索する。テレビ局取材班が訪れた洋館は、15年前に起こった惨劇の舞台だった
「Gate In The Darkness〜逢魔が刻(とき)〜」は、「幽霊屋敷」と呼ばれる、古ぼけた洋館に閉じ込められてしまったテレビ局取材班チームが、屋敷からの脱出・生還を目指すオカルトホラーRPG。次々と出現する化物と戦いながら屋敷内を探索して、幽霊屋敷の謎を解いてゆく。館内は疑似3Dダンジョンで表現され、実際に探索しているような気分を味わえる。想定プレイ時間は6時間から8時間程度。
ゲームの舞台は199x年11月の日本。辺鄙な山奥に建った古ぼけた洋館を、某テレビ局の取材班チームが訪れたところから物語ははじまる。取材班チームが訪れたのは旧御堂(みどう)邸。15年前に主人一家はもとより、雇われていた数人の使用人までもが惨たらしく死に絶えた惨劇の舞台となった場所だ。事件後に放置され、廃墟となった屋敷は、インターネットなどで心霊スポットとして話題になり、視聴率低迷で打ち切り寸前の心霊番組スタッフが収録のためやって来たのだった。
取材班チームを構成するのは、カメラマン「江藤直樹」、新人リポーター「片瀬悠音(ゆね)」、女性霊能者「不動院加瑠羅(ふどういん・かるら)」、そして紅葉大学名誉教授「辻博司」の総勢4名。演出を前提に、埃だらけでカビ臭い、15年前から時が止まってしまったような幽霊屋敷に足を踏み入れるが、やがて真の恐怖を体験することになる……。
閉じ込められた取材班チームは、屋敷内を探索し、脱出を試みる
ゲームの内容は、アドベンチャー風のオカルトホラーRPG。プレイヤーは「悠音」「辻」に加え、屋敷内で出会った「ハロルド」「神無月」と名乗る二人の男性キャラクタを操作する。ランダムエンカウントによる戦闘で経験値を稼ぎ、レベルアップしながら屋敷内を探索して、シナリオを進めてゆく。
「ハロルド」は、スイス人の神秘学研究家。「応急処置」と「銃器の扱い」の特殊技能を備え、屋敷内で拾ったというリボルバーで武装している。SP(スキルポイント)をためてスキルアップすることにより、「調合/精製」「鑑定/推理」「医療手当」「解毒」といった特殊能力を追加することもできる。
「神無月百都(もと)」は、赤い目をした霊感少年。「破邪」「使役」といった特殊能力を備え、化物との戦闘では主戦力となる。スキルアップで、さらに戦力を強化させることができる。
「悠音」には最初、特殊技能は何もないが、スキルアップにより「夢視」「元気づける」「たたき起こす」「銃器の扱い」などの特殊能力を備えることができる。
「辻」は、「調合/精製」の特殊技能を持つが、スキルアップはできない。
セーブや回復は2階の一室でのみ可能。探索では無理をせず、慎重に
ゲームで使用できるモードは「移動」「サーチ」「ステータス」の三つ。画面右側に表示されるアイコンを選択して切り替える。モード切り替えなどの操作にはマウスを使用せず、すべてキーボードで行う。
「移動」モードでは、擬似3Dダンジョンで表示された館内を移動する。カーソルキーで方向アイコンの矢印の向きを選択してから決定キーを押すと、矢印の向きが「←」「→」「↓」の場合は方向転換のみ行い、「↑」の場合は前方へと移動する。移動して敵とエンカウントすると戦闘がはじまる。
「サーチ」モードでは、虫眼鏡型のポインタを使用して、プレイヤーキャラの見ているものを調べることができる。遠くから見ただけでは、細部を見落としてしまうこともある。近くまで移動して調べた方がよい。
「ステータス」モードでは、限定的なメニューを開いて、「所持品」「特殊技能」「準備」といった機能を使用することができる。
ハロルドたちと出会ってキャンプに到着したあとには、北方向を向き、どのモードも選択していない状態で【←】キーを押すと、ハロルドの持っているノートパソコンが起動して、調査資料やゴーストハンターマニュアルを閲覧したり、オートマッピングされたマップで現在位置を確認したり、ステータスチェックを行ったりできるようになる。
2階北東の一室でのキャンプ時のみ、セーブを行うことが可能。キャンプではそのほかにも、休息による回復やスキルアップなどを行える。