ディスプレイに表示された映像内で、好みの位置・広さを対象領域として設定できる監視システム用ソフト。安価かつ手軽に導入できる。「AnyEye」は、パソコンに内蔵または外付けされたWebカメラを使って、「監視カメラシステム」を構築できるソフト。ディスプレイに表示される映像を監視し、変化が検出されると警報音を鳴らしたり、メールを送信したりして通知してくれる。検出(監視)領域の位置・広さを自由に設定できるほか、検出(反応)レベルの強弱や通知メールの送信間隔を指定することも可能。監視領域は最大2ヵ所までを設定できる。留守中の自宅の監視や、赤ちゃん・高齢者・ペットの見守りなどを簡単に行える。
「AnyEye」の監視対象はディスプレイに表示されるプレビュー映像。利用するカメラは、ディスプレイへのプレビュー表示機能を持つものであれば、デジタルでもアナログでもよく、機種なども問われない(カメラ映像ではなく、デスクトップを監視対象にすることも可能)。
使い方は簡単。インストール後、初回起動時に表示されるメールアカウント設定画面で、送信元・送信先のメールアドレスや使用するSMTPサーバのアドレス、送信されるメールの件名・内容などを設定する。動きが検知された際の画像添付の有無や、認証が必要な場合のアカウント/パスワードも設定しておける(メール設定はあとから必要に応じて行ってもよい)。
メール設定が完了したら、カメラの専用アプリケーションなどを起動してディスプレイにプレビュー映像を表示し、「AnyEye」のコントロールアイコンで監視領域を設定すればよい。あとは「動きの検出を開始」ボタンをクリックすれば、監視が開始される。
監視中は、設定領域内の映像が指定レベル以上に変化した場合、通知が行われる仕組み。カメラが映し出す範囲が広すぎたり、公道などで常に動くものが映っていたりするような場合でも、監視したい領域をピンポイントで指定できる。どの程度の動きで通知するかのレベル設定もユーザが自由に行うことが可能。通知レベルは2ヵ所の領域で個別に設定することができる。