プライバシー保護専用のセキュリティ対策ソフト。キー入力情報を盗み出すキーロガーをはじめ、クリップボードやテキスト取得(GetText)からの漏洩など、さまざまなタイプの情報漏洩・窃盗を防止できる。「SpyShelter Free Anti-Keylogger」は、プライバシー保護の脅威となるマルウェアからパソコンをリアルタイムで保護するセキュリティ対策ソフト。既知のキーロガーだけでなく、未知のキーロガーにも対応する。フリー版で利用できる保護機能は、
- キーロガー保護
- クリップボードキャプチャ保護
- テキスト取得からの保護
- システム保護
- キーストローク暗号化
の五つ。個別にON/OFを切り替えて利用できる。インストール後はタスクトレイに常駐し、監視を行う。不審な動作やネットへの接続、アプリケーションのインストールなどを検知すると、警告メッセージを表示。メッセージには、実行しているプログラム名やパスのほか、動作の内容も記され、ユーザはメッセージを参考に動作の許可または拒否を選択する仕組み。選択した動作は「ブラック/ホワイトリスト」(英語表記では“Rules”)に登録される。ルールの削除や編集、新規作成も行える。
ルールで設定できるのは、
- すべての一般的な動作
- グローバルフック
- クリップボードの監視
- 保護されたファイル、フォルダの変更
- 保護されたプロセス メモリの読み取り
- 物理メモリへのアクセス
- システムデバッガへのアクセス
- ドライバまたはサービスの変更
- キーボード入力の遮断
- 代替データストリームの作成
- キーボード入力の記録
- 保護されたレジストリキーの変更
- 別プロセスウィンドウのテキスト取得
- 別プロセスのメモリ変更
- ハードディスク書き込みアクセス
- プロセス間でのやりとり
- ドライバの読み込み
- Rawソケットへのアクセス
- システムのシャットダウン
の各項目。それぞれ「許可」「拒否」「デフォルト」から選択・設定する(すべての一般的な動作のみ「許可」「拒否」「カスタム」から)。検知されたイベントはログに記録され、「ログウィンドウ」で閲覧することが可能。リストにはイベントが発生した日時や該当のコンポーネント名、パス、動作の種類などが表示され、「いつ、どのような動作が発生したか」を確認できる。
保護機能のひとつ「キーストローク暗号化」は、アプリケーションでのキー入力作業を自動的に暗号化するもの。オンラインショッピングやネットバンキングでのパスワード入力、クレジットカード番号の入力などでプライバシー情報が漏洩するのを防ぐ。「キーストロークの暗号化」画面では、暗号化のON/OFFと対象となるプログラム(プロセス)を管理することが可能だ(Internet Explorer、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox、Opera、Safariの各Webブラウザが登録されている)。
日本語化するには、Settings-General-LanguageでJapanese.lngを選択すればよい。