ソフトを開発しようと思った動機、背景
普通、ウィンドウの切り替えはタスクバーから行います。マウスカーソルをタスクバーへ持ってゆき、目的のウィンドウをクリックするだけ。簡単ですね。しかし、この単純な動作でさえ、時には面倒に感じます。タスクバーへの視線の移動、マウスクリック……何という重労働でしょうか。キーボードに逃れようとも、押しにくい【Alt】+【Tab】(+【Shift】)を連打する辛い辛い作業が待っています。「Tascher」は、かような難行苦行から解き放つべく開発されました。開発中に苦労した点
開発をはじめた当初はインクリメンタルサーチ(候補を順次絞り込む)機能の実装方法がわからず、Ver.1.50まで時間を要しました。
また、マウスカーソルの位置判定・移動処理や、ウィンドウリストの表示処理は定石が通じず、いまもなお弥縫策に奔走しています。
ユーザにお勧めする使い方
マウス派の方は、デフォルトの設定がおすすめです。マウスホイールの操作でさえ面倒だという方は、動作「マウスホバーで選択」、動作「タイムアウトで確定」を有効にすると、カーソルの移動だけで切り替えができます。
キーボード派の方は、「Migemo」を導入し、インクリメンタルサーチは「候補のウィンドウが1つなら確定」を有効に、Migemoは「デフォルトで有効」、検索方法は「部分一致」に設定してください。動作「ホットキーで確定」もおすすめで、ホットキーを2回押下するだけで二番目のウィンドウにすばやく切り替わります。
ウィンドウの最大化・最小化操作のほか、プロセスツリーの終了等々を行うコマンドメニューもご活用ください。
今後のバージョンアップ予定
時勢に逆らうようなソフトウェアですが、安定した動作を目指し、日々改良を重ねてゆきます。不具合、ご要望等々がございましたら、お気軽にご相談ください。
(Y.Takanashi)