時間帯に応じてモニタの色合いを自動的に変えてくれるソフト。色合いは6種類のプリセットから選択できる。「Sunia(スーニア)」は、ディスプレイ全体の色合いを自動調整してくれる常駐ソフト。指定時刻に変化させる絶対時間指定か、日の出/日の入りを基準とした相対指定かのいずれかを選択・設定できる。色合いだけでなく、明るさを調整することも可能。(時間帯に関係なく)指定した色合いを維持するモードも用意されている。
選択できる動作モードは、
- 時間の経過とともに色合いを変化させる「時間帯変遷モード」
- 時間に関係なく、指定した色を維持する「固定色モード」
の2種類。さらに固定色モードでは、常駐して同じ色を維持する「常駐モード」か、色を変更したあと、自動的に終了する「塗り逃げモード」とを使い分けられる。初期状態では固定モードに設定されているが、ロケーションを設定すれば、日の出/日の入り時刻の計算ができるようになり、時間帯変遷モードを選べるようなる。時間帯変遷モードでは、「日の出から」「日の入りから」を基準に相対時間で指定するモードか、当地の時刻を基準にした絶対時間モードかを選択することが可能。ロケーションの登録直後は一日が五つのタイムポイントで区切られ、さらに日の出、日の入りとの組み合わせにより、
- 日の出から−2時間30分
- 日の出から−0時間30分
- 日の出から+0時間30分
- 日の入りから−1時間30分
- 日の入りから−0時間0分
で色合いの切り替え時間が相対的に設定されている。実際の設定には、24時間が大まかに昼と夜とに分割して表されたパイチャートを使用する。パイチャートの外周に配置されるタイムポイントのマーカーをドラッグすることで、「日の出前の1時間」や「日の出から2時間30分」といった指定を簡単に行える。タイムポイントは最大12ヵ所まで設定することが可能だ。
色は、プリセットされた6色(DarkOnly、Warm、WarmDark、Yellow、YellowDark、MorningBlue)から選択する。さらにスライダーを使って色の濃さを調整することも可能。特定のポイントの色合いをコピーして、ほかのポイントに貼り付けることもできる。
時間帯変遷モードをOFFにすると固定モードとなり、設定した色合いが維持される。固定モードでは、さらに「塗り逃げモード」を指定することも可能。色合いの設定後、15秒経過したら色を維持したまま自動的に終了する。
オプションでは、
- 7日ごとにアップデートを自動チェックする
- 起動/終了時の色合いの変化を高速にする
- 終了時に色を戻す
を設定できる。マルチモニタ環境に合わせて、モニタごとに設定を行うことが可能。そのほか、タスクトレイアイコンのクリックで機能のON/OFFを切り替えたり、タスクトレイメニューから「2時間オフ」を実行したりもできる。