「FileMaker Developer 6」のランタイム版で作成されたソフトで、1回の取引が1レコードに対応。それを見積書・納品書・請求書の各レイアウトで表示・入力できるように構成されている。そのため、見積書・納品書・請求書のいずれかひとつに書き込んだ内容はほかの書類にも“転記”される(日付を除く)など、一般的な複写式の請求用紙がそのままシミュレートされているような感覚で使える。さらに、レコード(取引)の複製を簡単に行えたり、書類上の表題や挨拶文をカスタマイズできたりなど、少ない手間で必要な書類を作れるのがよい。
書類には、自動的にシリアルナンバーが付加されるが、任意の番号を付けることも可能(番号の重複はチェックされる)。また、自動的に挿入される当日の日付も変更できるなど、フレキシブルに使えるのもうれしい。
なお、消費税率は書類ごとにも設定できるので、税率の変更がどの時点で行われても柔軟に対応できる。
(坂下 凡平)