国際政治という一般にはあまり馴染みがなく、取っつきにくいテーマを巧みな演出と優れたインタフェースで迫力あるゲームに仕上げている。最初は「何をすればよいのか」「どこから手を付けたらよいのか」に戸惑うが、教授の助言機能付き対話型チュートリアルが用意されており、基本的なプレイ方法はすぐに理解できるようになる。

制限時間が設けられたシナリオだけでなく、自由度の高いシナリオが用意されているのもうれしい。支持率が低下して国家元首の座を失うまで、さまざまな政策を思い通りにシミュレートすることができる。日本を舞台にして、日頃不満に思っている政策やこうあればよいのにと思っている政策を思う存分試してみるのもおもしろいだろう。

海外製のため、日本の描写や登場人物の顔、喋り方などに多少の違和感を覚えてしまうのはやむを得ないだろう。

そのほか、国際クイズやオンラインによるマルチプレイヤーゲームも用意されている。

ゲーム内でプレイヤーのできることは非常に多い。全体を把握してコツを掴むまでは大変だが、それだけ自由度が高く、長くプレイを楽しめる。