選択した国の元首となり、国家運営を行ってゆく政治シミュレーションゲーム。用意されたミッションシナリオは16種類以上。地政学的要素を重視し、実際の世界情勢を可能な限り反映
「ジオポリティカルシミュレータ3 マスターズ・オブ・ザ・ワールド」は、実際の世界状況を可能な限り反映し、100,000件に及ぶ最新データと13,000例を超える対話が収録された政治シミュレーションゲーム。自由度が高く、あらゆる政策を実際に試してみることが可能。リアルかつ迫力満点の内容を楽しめる。日本専用のボーナスミッションシナリオ「日本の脱原発」も収録。
プレイヤーは総理大臣や大統領など、各国の国家元首となり、経済、社会、軍事、政治、環境、文化、交通といったさまざまなフィールドで政策を実施して自国を運営し、シナリオによって定められた目標の達成を目指す。
“ジオポリティカル”と銘打たれている通り、地政学的な要素が強く、近隣諸国との関係性が特に重視される。内政を充実させるだけではだめで、刻々と変化する世界情勢に対応しなければならない。もちろん近隣諸国だけではなく、遠く離れた大国の政策などにも影響を受ける。
プレイヤーに求められるのは、閣僚や海外の格付け機関などから寄せられる報告・提言などを参考にしながら政策を決定し、施行してゆくこと。新聞やテレビによる報道も方針決定の参考になる。動画で展開される報道番組は臨場感に溢れている。
ミッションシナリオは16種類以上、使用できる国は175ヵ国以上
用意されたミッションシナリオは「2013の世界」「イスラエル−イラン間の対立激化」「ペネズエラのパイプライン」「米国 財政の崖」「第三次世界大戦、東洋からの観点」「チリでの輸送と観光事業」「合衆国の社会的な習俗の急進的な変更」など、計16種類以上。「ベネズエラのパイプライン」のように1ヵ国でしかプレイできないシナリオから、「野党」のように175ヵ国の中から好きな国を選んでプレイできるシナリオまでが用意されている。
各シナリオの達成目標はバラエティに富んでいる。例えば「イスラエル−イラン間の対立激化」では「イランの核開発を止め、イスラエル−イラン間の緊張を緩和させる」といった具体的な目標と制限時間が定められている。一方、「2013の世界」のように特定の目標がなく、政権を失うまで自由にプレイできるシナリオもある。
ゲーム開始時点ではプレイできないが、ほかのシナリオをプレイし、特定の条件をクリアすることで新たにプレイできるようになるボーナスシナリオもある。
操作できる項目が多く、自由度が高い
ゲームのメインとなるのは「ワールドシミュレーション」モード。まず、シナリオとプレイする国を選択する。プレイする国は──シナリオにもよるが──1ヵ国だけでなく、最大8ヵ国までを設定することが可能。次に難易度などを設定する。難易度は初級・中級・上級の三段階から選択できる。そのほか、「災害」「挑発行為」「テロリズム」「争乱」の発生頻度や「ゲーム進行速度」「表示通過」などを設定することも可能だ。
ゲーム画面いは、全体に大きくワールドマップが表示され、周辺に各種アイコンやボタン、ミニマップなどが配置される。
政策は、内閣を組閣した上で7個の「省庁」ボタン(「財政」「経済」「治安」「社会」「文化」「内政」「外交」)と8個の「キャラクタ/グループ」ボタンを使うことで設定できる。
画面右下のミニマップを使えば、ワールドマップの表示位置をすばやく変更することが可能。その上の「日付/時刻」アイコンでは、ゲームの停止・再開・早送りを行える。
画面左下に表示される「面会依頼」キャラクタをクリックして面会することにより、情報やアドバイスを聞いたり、提言された内容を受諾したり、却下したりすることが可能だ。
画面右上には、テレックスによる世界各地の重要な情報や新聞などが表示される。そのほか、各種アイコンなどによる多彩なインタフェースにより、必要な情報をすばやく確認できるようになっている。