星座などの「星空」の画像と、星雲や惑星など、個別の「天体」の姿をシームレスな操作で見ることができるのが便利。星座で、見たい天体をマウスでマークして画像の中心におき、中ボタンスクロールで画面をズームインしてゆけば、その天体が超アップで表示される。逆にズームアウトすると、最後は天球全体が円盤状に表示される。検索で見つかった天体は自動的にマークされるので、同様の操作で拡大倍率をどんどん上げてゆけばよい。背景の画像(観測地の風景)は標準では草原風だが、花畑や雪景色、または地球外の月、土星、火星の表面にも変更できる。さらに、「Stellarium」の公式Wikiページでは、追加の画像をダウンロードすることも可能だ。
観測地での時間の流れによる空の変化(明るさや色など)なども表現され、芸が細かい。「大気」の表示をOFFにすれば、空が明るい日中の星空も確認できる。
(坂下 凡平)