動作が遅くなってきたパソコンのパフォーマンス改善をはじめ、トラブルの原因究明や予防などに幅広く使えるソフト。メインといえる最適化機能は「プロファイルを選択するだけ」というところまで簡略化されており、一般のユーザにとってもわかりやすい。自動で復元ポイントを作成してくれるのも安心だ。
その一方、プロセス管理は、強制終了や再起動だけでなく、重要度の指定や優先度の保存までできるという凝ったもの。さらに、パフォーマンス調整やユーザビリティ調整にも細かい設定があり、「簡単に最適化ができればOK」という初心者から、かなりの上級者まで、幅広いユーザ層に対応している。
モニタ機能も充実している。メイン画面の「インフォメーション」タブ画面では、CPU使用率やメモリ使用量、ページングファイルの変化とプロセスの実行状況を同じ画面上で同時に確認できるようになっている。タスクトレイでも最大5個のアイコン(個別に非表示の指定が可能)で、これらが表示される。表示方法も数値やグラフなど、好みに応じて選ぶことができる。
システム管理担当者をはじめとして、常にパソコンの状態に気を配っておきたい人には特にお勧めしたい。
(福住 護)