ファイル/フォルダのクローンをエクスプローラなどのコンテキスト(右クリック)メニューから作成できるソフト。「Clone Creator」は、同じ内容のファイルやフォルダを複数個作りたいときに便利なクローン作成ソフト。最大99,999個のクローンを一度に作ることができる。コンテキストメニューからの簡単な操作でクローンを作成できることが特徴。フォルダ内のファイルのうち、指定した条件に合致するものだけを一括複製する機能も備えている。
コンテキストメニューに追加できる項目は、
- ファイルのクローンを実行画面から作成する「ファイル」
- ファイルのクローンをコンテキストメニューからすぐに作成する「ファイル(即時)」
- フォルダのクローンを実行画面から作成する「フォルダ」
- フォルダのクローンをコンテキストメニューからすぐに作成する「フォルダ(即時)」
- 指定フォルダ内の条件に合致するファイルのクローンを作成する「フォルダ(一括作成)」
の五つ。必要なものだけを個別に追加・登録することができる。クローンの保存先は、元ファイル/フォルダと同じ位置。出力時の名前は、
- 元ファイル名+連結文字列+連番
- 連番+連結文字列+元ファイル名
- 任意文字列+連番
- 連番+任意文字列
から選択できる。連番の桁数は作成するクローン数によって変わるが、連番をゼロ埋めするかどうかを指定することも可能だ。作成するクローンの数は、実行画面または一括作成画面で指定する。これらの画面を表示しない「ファイル(即時)」「フォルダ(即時)」では、作成数をあらかじめ指定しておくことになるが、このとき「ファイル名から生成する」という機能を使うことができる。「ファイル名(拡張子を除く)が数値である場合、その数値をそのまま作成数とする」というもので、例えば「050.txt」といったファイル名であれば、作成数は50になる(ファイル名に数値以外の文字列があると、この機能は働かない)。
「フォルダ(一括作成)」では、指定文字列によるフィルタリング(前方一致、後方一致、部分一致、完全一致、ワイルドカード)のほか、日付、サイズによって対象のファイルを絞り込み、条件に合致したものを複製できる。対象となるファイルにサブフォルダ、隠しファイル、システムファイルを含めるかどうかも指定できるようになっている。
実行に際しては「開始前に確認メッセージを表示する」「同名ファイルが存在した場合、上書きする」「作成日時をオリジナルに合わせる」「フォルダを作成し、そこに複製する」の各オプションを指定することが可能だ。
コンテキストメニューに登録しなくても利用することが可能。アプリケーションアイコンやショートカットにファイル/フォルダをドラッグ&ドロップすることで、クローンを作成できる(即時実行、一括作成はできない)。