ソフトを開発しようと思った動機、背景
私はWebブラウジングなどの軽い作業では、椅子にもたれながら肘置きにトラックボールを置くスタイルを取ることが多く、「Web検索時などのちょっとした文字入力のためにキーボードまで体を起こさなくても済むようにしたかった」ということがきっかけになり、開発を進めました。開発中に苦労した点
他ソフトに文字を送るという性質上、他ソフトの仕様によってはうまく動かない場合もあり、調べて実装できる部分と、調べても実装できない部分に切り分けて、取捨選択するのに苦労しました。
現在は、「便利な機能だが、『akinoboard』が対応できる他ソフトが少ない」ような機能は実装しない方向で開発していますが、何らかの解決手段を見つけられた場合には、実装しようと考えています。
ユーザにお勧めする使い方
上で述べたように、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイスをメインに使っていて、「ちょっとした文字入力にわざわざキーボードを使いたくない」という場面を想定して開発しています。特に、IMEの予測入力を活用しながら、検索キーワードを効率的に入力できる点が他のソフトウェアキーボードとは異なる特徴になりますので、検索を含むWebブラウジング時での利用がお勧めです。
また、文字入力/非文字入力作業間の切り替えが容易にできるようにもこだわりましたので、ホールド/スイングや自動非表示化の機能はぜひ使っていただきたいです。外観も好きな画像を背景に設定できますので、ご自分の好みに合わせて使ってみてください。
今後のバージョンアップ予定
Windows 8に対応予定です。また、機能的には今後はフリック入力のようなユーザインタフェースの側面から文字入力を支援する手法を提案、実装していきたいと考えています。それが「akinoboard」のバージョンアップになるのか、別ソフトになるのかはまだ未定です。そのほか、不具合報告や改善要望がございましたら、blogのコメント欄の方に遠慮なくご連絡ください。
(aKINO)