マウスまたはトラックボールを使って、日本語の変換・入力を効率的に行えるソフトウェアキーボード。「akinoboard」は、ディスプレイに表示された仮想キーボードのキーをクリックすることで、実際のキー入力と同様の操作を行えるソフトウェアキーボード。仮想キーボードの呼び出しから、漢字変換候補や予測変換候補の選択・確定までの一連の操作をスムーズに行うことができる。IMEのON状態、OFF状態で背景画像などを変えることも可能。
ソフトウェアキーボードのキー配列はQWERTY配列(初期状態)。マウスでキーを左クリックすると、実際のキーを押したのとほぼ同じ動作をする。文字を入力するにはキーをクリックしていけばよい。加えて「akinoboard」独自の動作として、
- 右クリックでスペースキーと同じ動作
- マウスホイールで【↑】/【↓】キーと同じ動作
になるよう設定されており、漢字変換(スペースキー)、予測変換候補の選択(【↑】/【↓】キー)も、わざわざマウスカーソルを動かすことなく、簡単な操作で実行できる。さらに右クリックやマウスホイールの回転操作を行うと、仮想キーボードの【Enter】キーがマウスポインタの位置に移動する仕組み。変換文字列の確定などもマウスを移動させることなく、即座に行える。仮想キーボードのキーは、アルファベット表記のほか、ひらがな表記にすることも可能(ひらがな表記はIMEがONのときのみ)。背景には背景色または画像を指定できる。背景の設定は、IMEがONのときとOFFのときとで個別に指定することが可能。IMEの状態を背景で確認できるようになっている。
透明度を指定することも可能。マウスが仮想キーボードから離れると、一定時間後に自動で透明になる機能もあり、使用しないときでも邪魔にならない。透明になった仮想キーボーは、ホールド(マウス左ボタンを一定時間押し続ける)やスイング(左ボタンを押しながらマウスを左右に振る)といった動作で、再び表示させることができる。