ソフトを開発しようと思った動機、背景
前職では社内ユーザ向けのヘルプデスクを運営していた時期が長くありました。エージェントの対応記録を見ると、勤務時間の3割程度しかユーザ対応していないことになっていました。すぐそばで彼らの働きぶりを見ている自分には、その数字が実態とかけ離れていることがわかります。もっと多くの時間をユーザ対応に使っているのです。ひとつの案件が完了しないうちに新たなコール(電話、メール、来訪)が発生し、逐一対応時間を記録することが難しいのです。何とか簡単に記録できないか、複数のストップウォッチを持っているようなイメージで対応時間を記録できないだろうか……。エージェントの人たちに負担をかけず、正確な時間を記録できればよいと思ったのが、開発の動機です。
ユーザにお勧めする使い方
一日のうちで数多くの業務をこなしている人、複数のお客さま、クライアントに対応している人、業務管理・工数管理の基礎データを必要とする人、仕事ではなくても趣味の時間・勉強時間などを把握したい人──そんな方にお使いいただきたいと思っています。
業務内容・対応相手などが固定的でない場合は、メイン画面でタスク名を随時変更して使ってください(タスクを登録しておく必要はありません)。月末作業・決算業務などのように、定期的に発生するけれども、普段は使わないタスクは、非表示にしておきましょう。
仕事に熱中して時間を忘れがちな人は、アラーム機能を利用しましょう。
(作者の気づいていない用途がたくさんあると思います。ぜひ、ご意見・ご希望をお聞かせいただきたいと思っています)
今後のバージョンアップ予定
- ■スケジュール関連
- 「Task Clock」を起動したら、その日のスケジュールを表示したり、所定時刻になれば通知したりできるようにする。
- ■グラフ関連
- コードごとの集計・グラフ表示ができるようにする(現在はタスク名または日付で集計・表示しています)
- ■フォーム関連全般
- メイン画面のUIの改良(内容は未定です)。
- フォームのサイズを変えたときに、項目ごとに最適な幅になるようにする。項目の幅はフォームサイズに比例して変化しますが、日時などは固定的な幅とし、名称などの長い文字列をより広く見えるようにする。
- ■新規機能など
- 登録されたアプリケーションソフトの起動・終了時間が記録できるようにする。
- 同時に複数のタスクを開始できるようにする(必要があるか不明ですが……)。
- ■その他(予定というより希望です)
- ヘルプのHTML化(現在はPDF)
- Windows 8対応
- スマホ版の開発(Androidなど)
(北窓舎)