緊急退避のために訪れた山荘で展開される命がけのゲーム。幽霊の少女が館に仕掛けた数々の罠を回避して、死の館からの生還を目指す。山奥の無人の山荘で繰り広げられる、地縛霊の少女が相手のゲーム
「幽霊少女館」は、地縛霊の少女によってさまざまなデストラップが仕掛けられた洋館からの脱出を図る短編アドベンチャーゲーム。画面に表示される選択肢から適切なものを選んで危機を回避し、少女の裏をかき続けよう。
ゲームの主人公は、大学生の「内井 涼(うちい・りょう)」。一人で作る「独り旅サークル」の夏の活動として、人里離れた山に遠征にやって来たが、突発的な事故で川に落ちてしまう。意識を失った涼が目覚めたとき、すでに日は暮れ、雨が降り出していた。荷物をすべて失い、疲れ果て、困窮した涼がたどり着いたのは、山奥には似つかわしくない二階建ての古い洋館だった。
一夜の宿を求め、無人らしい建物に入った涼を待っていたのは、小学生か中学生かという年ごろの少女。名前は「綺月初希(あやつき・はつき)」。涼を不法侵入の犯罪者だと断罪し、罰としてデスゲームをプレイしてもらうと宣告する。文字通り「死のゲーム」で、間違った行動を取ると直ちに命が失われるという。冗談だろうと信じない涼に、初希は幽霊である自分の正体を明かし、ゲームのルールを告げた……。
館内で入手したアイテムを適切に使って、デストラップを回避
ルールは簡単。初希のルール説明が終わったあと、画面に表示される選択肢から次の行動を選択すると、対応したシナリオが展開される。主人公が罠に掛かって死ななければ、次の選択肢が表示される仕組み。選択を繰り返して物語を進め、初希の仕掛けた罠をすべて回避できれば、館から脱出することができる。
誤った選択をして死んでしまうと、メインメニューに戻されるが、ここで「直前の選択から」を選ぶと、死亡する直前の選択肢からやり直すことができる。
館内で移動可能な場所は、ロビーを起点に「客室」「食堂」「キッチン」「書斎」「初希の部屋」の5ヵ所。それぞれの場所に移動すると、そこにあるものを調べる選択肢が表示され、選択によっては時折、アイテムを獲得できる。
取得したアイテムは、そのままでは使用できない。アイテムを使用したいと思う行動を選択する前に「次に重要なアイテムを考える」を選択し、アイテムを装備しておかなければならない。アイテムを適切な場所で使用することで、デストラップを回避できるようになっている。