ソフトが英語版であることや、アクションを記述するスクリプトの書き方を学ばなければならないといった点でややハードルが高いものの、基本的な使い方としてはわかりやすいし、柔軟な設定が可能という点が魅力だ。新しいジェスチャを登録する場合は「New」ボタンをクリックするか、もしくはTraining Modeに切り替えて実際にジェスチャを描くと、まず利用可能なジェスチャとしてドロップダウンリストに登録される。実際にジェスチャを使用するには、そこからさらにアクションとして登録し、さらにスクリプトを設定するという手順になる。
ジェスチャのドロップダウンリストには、初期状態では使われていないものも登録されているので、新規にジェスチャを登録したいときは先にチェックしておくとよい(ジェスチャを行ったあとで名前が自動的に付けられた場合は、同名のジェスチャがすでに登録されているようだ)。
逆に、アクションとしては登録されているものの、ジェスチャやスクリプトが割り当てられていないものもあるので、まずはこうしたところで使い方を試してみるのもよいだろう。
「StrokesPlus」自体の機能を停止したり、キーコンビネーションで一時的に認識しないようにできたりするのも便利だが、特定のアプリケーションやウィンドウでのみ使用可能なジェスチャを設定できる点や、同じジェスチャでもModifierとの組み合わせで異なるアクションを実行できるところなど、非常に柔軟性が高く、いろいろと応用ができそうだ。
(福住 護)