単にフォントのインストール/アンインストールや書体のプレビューだけでなく、文書作成やDTPといった場面で活用できそうな機能を備えているところが大きな特徴。「セット」を作成しておくことで、明朝系やゴシック系といった系統ごとの書体見本帳として使用することもできるし、実際にレイアウト中のページで使うものだけを登録した早見表のような使い方もできる。
アプリケーション上でのプレビューだけでなく、プリントアウトしたり、画像ファイルとして保存したりすることもできるので、ページレイアウトの打ち合わせのためにパソコンを持ち歩くといった手間も軽減できそうだ。
ライブラリのグループは、インストールするフォントを選ぶための仮登録場所的な使い方もできるし、使用頻度が低いためにインストールしていないフォントでも、一時的に使えるようにしてくれたりと、フォントの利用範囲を大きく広げてくれる。
「NexusFont」がインストールされたパソコンがあれば、フォントファイルを入れたCD-ROMやUSBメモリなどのメディアを持ち歩くだけで、さまざまな場所での文書作成に活用できるだろう。
無駄なフォントをアンインストールしてハードディスクをシェイプアップしたい人や、DTPやグラフィックデザインでフォントを使いこなしたい人にお勧めだ。
(福住 護)