設定項目が一画面にまとめられ、はじめてでも直感的に使えるスクリーンキャプチャ。自動保存時の命名規則を作成する際には「実際にファイル名がどのようになるのか」もあわせて表示されるようになっており、親切だ。画像のリサイズやモザイク加工などの編集機能は持たず、キャプチャソフトとしてはシンプルなタイプ。キャプチャ後の画像の利用目的によっては別途、画像編集ソフトなどが必要になるが、逆にいえば「好みのソフトと組み合わせて使える」というメリットがある。
わかりやすさ、簡単な操作を追求した結果(だと思うが)、実行方法はホットキーのみ、キャプチャできる領域はデスクトップなどの3種類に絞り込まれている。ホットキーのみの操作は、頻繁にキャプチャを行う人にとっては特に支障なく、自然に使いこなせるだろうが、キャプチャ領域に関しては使い方が制限されることもある。任意の範囲を選択してキャプチャしたい人は気をつけよう(もちろん、あとでトリミングするのが前提であれば、問題はない)。
手動保存と自動保存との切り替えや命名規則の選択、自動保存の保存先フォルダを開く、最後に保存したファイルを開く/削除するといった操作は、タスクトレイメニューから行うことも可能だ。
筆者が特に便利だと感じたのは、直前にキャプチャした画像を簡単に呼び出せる(Windowsフォトビューアなど、関連づけされたビューアを使用する)こと。キャプチャのミスがないかチェックしたいときに役立つ。
(福住 護)