ウィンドウで隠れてしまったデスクトップを“覗き窓”から操作できるようにするソフト。「Lennon」は、デスクトップを操作するときにウィンドウで隠れていても、ウィンドウを最小化することなく、操作できるようにするソフト。ウィンドウ越しにデスクトップを覗く「Scuttle(小窓)」を作成し、Scuttleからデスクトップの操作を行えるようにする。
Scuttle表示の開始・終了は、ショートカットキーまたはマウス操作で行う。ショートカットキーは、開始・終了のそれぞれに最大3個のキーを組み合わせて設定することが可能。マウス操作では、マウスポインタのデスクトップ四隅への移動をトリガーにできる。左上/右上/左下/右下のどのコーナーにするのかもユーザが設定できる(複数コーナーの設定も可能)。
Scuttleのスタイルは「四角」「円」「横帯」「縦帯」「画像」から選べる。「横帯」「縦帯」は、デスクトップ全体を横断または縦断する帯のこと。「画像」はフレーム画像を使って、Scuttleを絵画のように見せる。「画像」で使われるフレーム画像は、インストールフォルダ配下の「frames」フォルダ内のBMPファイルからランダムに選択される仕組み。初期状態でサンプルファイルが2本入っているが、もちろんユーザが追加することもできる。
Scuttleはマウスポインタに追従して移動する。Scuttleからはウィンドウの向こう側を覗けるだけでなく、アイコンをクリックしてファイルを開いたり、ドラッグして移動させたりといった操作も行える。
Scuttleの表示には「アニメーション」オプションも用意されている。オプションをONにすると、Scuttleの表示時に、デスクトップ端からScuttleが出現するようなアニメーション表示になる。