関連付けの変更は、Windowsの標準機能──Windows 7であれば「スタートメニュー」→「既定のプログラム」→「ファイルの種類またはプロトコルのプログラムへの関連付け」──で実現できるのだが、やはり使い勝手がいまひとつよくないきらいがある。ずっと使いやすい形で、同様の機能を提供してくれるのが「FileTypesMan」だ。まず、動作は軽快で、ファイルタイプリストの作成も速い。編集したい拡張子をリストから探すのは結構大変だが、検索機能があるから簡単に見つけることができる。しかも、検索機能で利用できるキーワードは拡張子だけでなく、アプリケーション名や会社名をキーにして探すこともできるという便利もの。関連付けるアプリケーション、コマンドラインの指定も、プルダウンのリストから指定したり、実行中のプログラムから指定できたりと、非常に操作しやすくなっている。
お勧めの使い方としては、やはりアクションを追加して、コンテキスト(右クリック)メニューから開くアプリケーションを選択できるようにすることだろうか。例えば、HTMLファイルのアクションを新しく作ることで「Webブラウザで開く」「テキストエディタで開く」「HTMLエディタで開く」といった項目を追加できる。この用途だけでも、使う価値のあるソフトだと思う。
(土屋 佳彦)