インド生まれの高機能デフラグソフト。MFT(Master File Table)やレジストリ、ページファイルなど、通常はデフラグできないファイルも「起動時デフラグ」で対応する。「Puran Defrag」は、ハードディスク上に発生する断片化(フラグメンテーション)を解消し、処理速度の低下を抑えるデフラグソフト。「起動時デフラグ」のほかにも、自動(スケジュール)デフラグや個別ファイルの最適化、ディレクトリの最適化などの多彩な機能で、快適な環境を維持することが可能。使用頻度に応じてファイルを再配置する「インテリジェントオプティマイザー(PIOZR:Puran Intelligent Optimizer)」も搭載する。シンプルなデザインの画面で、はじめてでも戸惑うことなく使える。
使い方は簡単。(1)メイン画面で最適化対象のドライブを選択し、(2)「分析」の実行で「クラスターマップ」に表示される断片化の状態を確認後、(3)「デフラグ」を実行すればよい。「デフラグ」の代わりに「起動時デフラグ」オプションを選択・設定することもできる。
「起動時デフラグ」は、Windows自体の起動前に最適化を実行する機能。Windowsの使用中は動かすことのできないシステム関連のファイルを最適化できる。「起動時デフラグ」には、デフラグ終了後にパソコンをシャットダウンさせたり、チェックディスクを実行したりなど、いくつかのオプションが用意されている。
「分析」後には、断片化の状態が視覚的に表現される「クラスターマップ」に加え、「最終レポート」も表示される。「最終レポート」では、総ファイル数や断片化したファイル数、断片化率といった統計情報、さらには具体的に断片化が発生しているファイルのパスや断片数などを確認することが可能。最終レポートの内容はHTMLファイルとして保存され、Webブラウザでも閲覧できるようになっている。
デフラグ実行時には、オプションとして「低優先度」「デフラグ後シャットダウン」を指定することが可能。「低優先度」は、デフラグの実行優先度を低く設定するため、処理に時間はかかるが、別の作業をしながらデフラグを行いたいときに便利だ。
そのほかにも、
- デフラグから除外するファイルの指定
- 個々のファイルに対するデフラグ
- ファイルの使用頻度に配慮して最適化を行う「インテリジェントオプティマイザー(PIOZR)」
- 隙間を埋めて断片化を防ぐ(*)
- ディレクトリを最適化し、システムのアクセスを高速化(*)
- 処理速度の速い領域にある一時ファイルに空き容量を作る(*)
といったオプションが用意されている(*は初期状態でON)。デフラグは、ユーザによる手動実行のほか、自動で実行させることも可能。「自動デフラグ」「起動時自動デフラグ」のスケジュールを複数登録できる。自動デフラグの実行タイミングは、
- セットアップ時にデフラグ、一定時間でドライブをデフラグ
- スクリーンセーバ時にデフラグ
- 一定時間アイドルした場合にデフラグ
- 曜日と時刻を指定
- 日付と時刻を指定
のいずれかを指定できる。同様に「起動時自動デフラグ」では、- 起動時にデフラグ
- 毎日の初回起動時にデフラグ
- 曜日の指定
- 日付の指定
のいずれかを指定することが可能。「自動デフラグ」「起動時自動デフラグ」ともに、バッテリー駆動中はデフラグを行わないように指定することができる。