Windowsのレジストリには、システム全体の動作に関わる設定が細かく記述されていて、不用意に設定を変えると「パソコン自体が動作しなくなる」などのトラブルの原因になりかねない。膨大な設定の中でも、特にユーザごとに好みや使用環境が異なるようなものだけをまとめて、手軽に設定を切り替えられるようにしたものがコントロールパネルと考えてもよいだろう。しかし、コントロールパネルから扱えるもの以外にも便利な設定や機能はたくさんあり、それらを手軽に扱えるようにしたのが「Ultimate Windows Tweaker」だ。
なかでも便利なのが、初期設定に一発で戻せるボタン(Restore Default)がカテゴリーごとに用意されていることだろう。設定の多くは一般的なパソコンユーザには(おそらく)あまりなじみのないものだろうし、ソフト自体が英語版ということもあり、いろいろと試行錯誤することもあるだろうが、そんなときもこのボタンのおかげで安心してトライできる。
日常的な操作性の改善に役立つ設定から、パフォーマンス向上やセキュリティの強化まで、幅広くカバーされているのもうれしい。
(福住 護)