手軽に使えるWindowsカスタマイズソフト。操作性やレスポンスの改善、安全性の向上など、数多くの項目をカスタマイズできる。「Ultimate Windows Tweaker」は、コントロールパネルでは設定できない、細かなカスタマイズを行うことができるユーティリティ。本来であればレジストリエディタを使わなければならない高度なオプション設定を、チェックボックスにマークするだけの簡単操作で誰でも行うことができる。Windows 7/Vistaで動作する。
設定可能な項目は150以上。大きく七つのカテゴリーに分類されている。
- Personalization
- User Accounts & UAC
- System Performance
- Security Settings
- Network Tweaks
- Internet Explorer
- Additional Tweaks
これらに加え、パソコンの状態(CPUの種類やメモリ搭載量、OSのバージョンなど)を表示する「System Information」と「About」がメニュー項目として用意されている。「Personalization」では、エクスプローラ、スタートメニュー、タスクバーに関する設定を行うことが可能。エクスプローラでは、メニューバーやファイル選択用のチェックボックスを表示させることができるほか、スタートメニューでのドラッグ&ドロップの禁止やメニューに表示するアイテムの指定などを行える。タスクバーでは、一部のアイコンを非表示にしたり、ウィンドウのプレビュー(サムネイル)表示を停止させたりすることができる。
「User Accounts & UAC」で行えるのは、Windowsの起動中やユーザログオン画面の装飾、オリジナル背景画像の指定、ユーザアカウントの一時利用停止など。
「System Performance」では、シャットダウンまでの待機時間や、反応しないアプリケーションを終了させるまでの時間などを設定できるほか、メモリの消費を抑えたり、レスポンスを改善したりするための設定、不要なサービスを使用しないようにするための設定なども行える。
「Security Settings」では、コントロールパネルやレジストリエディタ、タスクマネージャといったWindows自体の機能を利用できないようにしたり、エクスプローラの機能を制限したりすることが可能。Windows Media Centerやサウンドレコーダーといった付属アプリケーションを起動できないようにしたり、Windows Updateの機能を制限したりといったこともできる。
「Network Tweaks」では、ネットワーク上のほかのコンピュータから自分自身を見えなくしたり、リモートデスクトップなどの機能を停止して、安全性を高めたりできる。インターネットへの接続方法に応じた帯域幅を設定することも可能だ。
「Additional Tweaks」には、そのほかの機能として、
- コンテキスト(右クリック)メニューやスタートメニューのカスタマイズに関する設定
- ショートカットアイコンから矢印を消す設定
- ハイバーネーション機能やNTFSファイルシステムでの暗号化機能を不使用にする設定
などが用意されている。そのほか、カスタマイズした設定を初期状態に戻したり(Restore Default)、Windowsの復元ポイントを作成したり(Create Checkpoint)することもできる。