パソコン用の節電対策ソフト。電力使用量が供給量に近づくと、パソコンを自動休止またはシャットダウンさせることができる。「NoBlackout」は、東京電力をはじめとした電力会社の電力供給量および使用量のデータを取得し、電力が不足しそうになると、パソコンを自動で休止状態もしくはシャットダウンしてくれるソフト。節電を実行できるのに加え、休止状態にするため、予期しない停電が発生した場合にも作業中のデータを守ることができる。
対応する電力会社は東京電力、東北電力、中部電力、関西電力、九州電力。データの取得先は、初期状態では東京電力が設定されている。そのほかの電力会社にする場合は、供給状況データの取得先URIを変更すればよい(URIは作者のホームページに掲載されている)。
ソフトを利用するためにユーザが設定するのは、
- 節電開始使用率(%)
- チェック間隔(分)
- 節電開始待ち時間(秒)
- 節電動作(休止またはシャットダウン)
の各項目。「チェック間隔」で指定した間隔でデータを自動取得し、その時点の電力使用率が「節電開始使用率」を超えていれば、「節電開始待ち時間」経過後に「節電動作」を行う仕組み。節電開始待ち時にビープ音を鳴らすかどうかも指定できる。電力使用率が節電開始使用率を超えると、節電動作欄に待ち時間が表示され、カウントダウンがはじまる。休止またはシャットダウンしたくないときは、待ち時間表示が「0」になる前に「節電動作キャンセル」ボタンを押せば、節電動作は回避される。