開発の背景
パソコン操作のユーザインタフェースは、マウス操作とキーボード操作に大別できますが、「どちらの操作中でも同様の手順で命令できる新しいユーザインタフェースがあってもよいのでは?」との思いから、「ShiftRun」の開発構想は生まれました。開発にあたり、新インタフェースでは「習得が容易」「直感的にすばやく動作」「キーボード操作時もマウス操作時も共通の単純アクション」「マウス以外のポインティングデバイスにも対応」「即起動するモードとアイコンから選択実行できる2モードを実装」「慣れれば見なくても操作可能」……などを掲げ、これらの要件を満たすインタフェースとして「ShiftRun」を開発しています。
ポインティングデバイスのポインタの移動座標から任意の命令として処理判断するマウスアクション技術等を、特許技術 第3848269号として取得しております(この特許には、カーソル移動キーによるによる同操作も含まれます)。インストール前に「ShiftRun」の動作について詳細を知りたい場合は、「ShiftRun」ホームページをご参照ください。
お勧めの使い方
お勧めの使い方をご紹介します。
- 利用頻度の高いアプリケーションは、シフトアクションにひとつだけ登録して、即起動する設定をお勧めします
- アイコンパレットは、利用目的別などでグループ化したアイコンをまとめて表示する場合にご利用ください
- ドキュメントなどは、関連するファイルごとにフォルダにまとめてから「ShifRun」にフォルダを登録すると、使い勝手がよくなります
- 「ShiftRun」を利用すると、Windowsスタートメニューの利用頻度も低くなるので、デスクトップ上にはアイコンもスタートメニューやタスクバーもない壁紙だけの状態でも利用できます
詳しい設定方法やお勧めの設定方法は、「ShiftRun」ホームページの技術情報「ShiftRunの推奨設定」にて紹介しております。「ShiftRun」をご利用いただき、快適な操作感をご体験いただけると幸いです。今後の予定
「ShiftRun」の製品版をリリースいたします(リリース情報はホームページにて公開)。製品版では、さらに進んだインタフェースを提供いたします。マウス操作時には、一切のボタン操作なしにマウスアクションのみでアプリケーションの起動まで行えるスイングトリガー機能を搭載します。キーボード操作時には、キーボード上のホームポジションに手を置いた状態で人差指付近のキーにてシフトアクションが可能なブラインドアクションキー機能を搭載します。アイコンパレットは、より詳細に設定でき、トリガー+アクションごとに表示位置やデザインを保存できます。これからの「ShiftRun」にもご期待ください。
(ShiftRunプロジェクト)