車のシフトレバーを動かす感覚でアプリケーションを起動できるソフト。マウスジェスチャとカーソルキー操作のいずれにも対応する。「ShiftRun2011 FREEWARE版」は、マウス操作とキーボード操作とで統一したインタフェースを実現する、新しいタイプのプログラムランチャ。車のシフトレバーを上下左右に動かす感覚の「シフトアクション」でアプリケーションを起動できる。シフトアクションには最大三つまでの連続動作(例えば「上」→「下」→「右」といった動作)を設定することが可能。「FREEWARE版」では、計24のアクションを利用できる。
「ShiftRun2011」では、シフトアクションでアプリケーションを起動する前に、シフトアクションを受付状態にする「トリガー」操作を行う。トリガーには、
- 【Ctrl】/【Shift】/【Alt】キーやマウスの中キー(ボタン)を単独または組み合わせて押し続ける「連続押し」
- 同じく指定回数繰り返して押す「連打押し」
の2種類がある。トリガー操作を行うと、デスクトップにシフトレバーを模したガイドが表示され、シフトアクションを受け付ける状態になる。アプリケーションの登録は、タスクトレイアイコンのクリックで表示される設定(アイコン登録)画面で行う。登録はドラッグ&ドロップで行うことが可能。対象アプリケーションのアイコン名称やシフトアクション、対応するトリガー、起動時パラメータ、ワークフォルダなどを設定できるようになっている。
ひとつのシフトアクションには、複数のアプリケーションを登録することが可能。シフトアクションに設定されたアプリケーションが単独であれば、そのまま当該アプリケーションが起動し、複数の場合は登録済みのアイコンがアイコンパレットに表示され、ユーザの選択したものが起動する仕組み。アイコンパレットを利用することで、シフトアクションの数よりも多くのアプリケーションを登録できる。アプリケーションの登録は、設定画面のほか、アイコンパレットへのドラッグ&ドロップで行うことも可能だ。
特殊なトリガーとして「画面サイドトリガー」も用意されている。ガイドを表示し、ユーザがシフトアクションを行うことなく、直接アプリケーションを起動することが可能。マウスポインタをデスクトップ画面の上下左右辺に移動させることで、設定したアプリケーションが即座に開く。
キートリガーで利用するキーやサイドトリガーで有効にする辺、マウス操作の感度(インターバル、終了判断時間、アクション判断距離)などは、ユーザが自由に設定できる。