軽快なBGMに乗りながら、タイミングよくキーを押してジャンプを続ける、テンポのよい3Dアクションゲーム。ほのぼのとした見かけによらず、かなりアップテンポでスピーディなため、雪だるまを長い距離走らせ続けるのは難しい。そしてゲームオーバー後についついムキになり、何度も繰り返しプレイをしてしまう。道は、プレイごとに新たに生成される。毎回、足場のレイアウトなどが変化し、配置を覚えて攻略することはできない。運がよければ、比較的楽な配置になるが、運が悪いと隙間だらけの、難易度の高い展開になってしまう。
道は、春(朝)、夏(昼)、秋(夕方)、冬(夜)の四つのゾーンに分かれているようで、一周すると再び春になる。いずれのゾーンも雲や日の光、夕焼けなどの空の描写が実に美しい。問題は「ゲームに熱中していると、ゆっくりと美しい風景を見ていられない」こと。筆者は、辛うじて一周するのが限界だったが、頑張って二周、三周してみていただきたい。
(秋山 俊)