使うアイテムの種類と回数を節約してハイスコアを目指す2Dアクションパズルゲーム。コストのかかるアイテムをなるべく使わず、できるだけ所持金を多く残したままゴールすればよい。アイテムの使用を極力我慢し、節約しながらゴールを目指す
「金に物を言わせて!!」は、「アイテムを1回使用するごとにお金が必要」という条件が設けられた、ユニークな2Dアクションパズルゲーム。「いかに所持金を多く残して、ステージをクリアするか」がテーマになっている。使用できるアイテムはそれぞれ価格が異なり、「なるべく安いアイテムを必要最低限だけ使ってクリアする」ことがプレイヤーの課題だ。
ルールは簡単。針やモンスターなど、障害だらけのフィールドを移動して、各ステージにひとつだけあるお宝にたどり着くことができればクリア。クリア時の所持金が多いほど高得点となる。制限時間もあり、残り時間が多いほど、やはり得点は高い。クリア後には、得点によって5段階のランクが決定される。
制限時間は、いずれのステージも60秒。カウントダウンは、主人公の勇者を操作した瞬間から開始される──逆にいえば、勇者を操作するまでは開始されない。まずは画面をじっくりと見て、攻略法を検討してからチャレンジすればよい。クリアできずに制限時間を過ぎると、勇者(自キャラ)が爆散する。フィールド上の針やモンスターなどに触れてしまった場合も同じく爆散。床のない場所で落ちてステージの外に出てしまった場合も。やはり爆散してゲームオーバーとなる。
使うブロックの種類を変えれば、大幅なコストダウンも可能
操作にはキーボードとマウスを併用する。キーボードでは勇者のアクションをコントロールする。【A】/【←】キーで左に移動、【D】/【→】キーで右に移動、【W】/【↑】キーでジャンプとなっている。マウスではアイテムを操作する。画面右に表示されたアイテムリストをクリックするか、ホイールを回して使うアイテムを選択し、マウスポインタを動かして、アイテムの使用場所を決定する。ここでクリックすれば、その場所でアイテムが使われる仕組み。右ドラッグでアイテムを連続使用することも可能。ブロックですばやく道を作るときなどに威力を発揮する。
使用できるアイテムは、ステージによって異なる。最も基本となるアイテムは、道を作ることができ、設置後に消えることも移動することもない「単純なブロック」。価格は。「時間経過で消えるブロック」は、1秒で消えるものが、2秒で消えるものが、3秒で消えるものが。価格は安く、タイミングよく上に乗りながら移動できれば、費用をかなり節約できる。
めずらしいのが、緑色をした「1つしか置けないブロック」。連続使用が可能だが、次の場所に緑のブロックを設置した瞬間、先に設置したブロックは消滅してしまう。逆の見方をすれば「設置しても道を塞ぐ心配がない」というメリットがある。価格はと安い。
爆弾は威力絶大だが、価格も非常に高い。極力使用を控えたい
「移動するブロック」には、上下または左右に移動し、ぶつかって止まるタイプの青いブロック()と、反転するオレンジ色のブロック()との2種類がある。「爆弾」は、画面をクリックした瞬間に爆発し、モンスターを爆散させる強力なアイテム。ただし、価格はと圧倒的に高く、多用するとたちまち残金が減る。上手に使えば、1個の爆弾で複数のモンスターを倒すことも可能だ。
アイテムではないが、ステージによってはカギも登場する。カギは必ず鍵穴の付いた同色のブロックとセットになっており、勇者がカギを取った瞬間、対応するブロックが消滅する。うっかりと消滅に巻き込まれて落下しないように注意しよう。
モンスターには、
- 床の上を左右に移動するスライムのようなもの
- 同じ場所で上下または左右に一定の幅で移動を繰り返す幽霊のようなもの
- 勇者の動きに合わせて移動するもの
の3種類が存在する。スライムのようなもの以外は、動きはあまり速くない。なるべく爆弾を使うことなく、避けてやり過ごしたい。用意されたステージ(レベル)は計25。最初は選択できるレベルが限られているが、下位のレベルをクリアすることで、徐々に選択できるものが増えてゆく。